ワークステーション管理とは

ワークステーション管理を成功させる秘訣は、計画を立てることです。次に、ワークステーション管理を成功に導くために検討すべき計画項目を示します。

ワークステーションがどのように設定されるかは、NDS内でのパッケージの配置場所、ポリシーが有効にされている場所、オブジェクトやポリシーの検索レベルと検索順序、パッケージとユーザオブジェクトの関連付け、およびパッケージとワークステーションオブジェクトの関連付けによって決まります。

ポリシー間で設定が競合することはありません。NDSにおける「有効な権利」のように、Novell(R) ZENworksTMには「有効なポリシー」という概念があります。任意のオブジェクトに対する有効なポリシーは、そのオブジェクトに直接的または間接的に関連付けられたすべてのポリシーパッケージ内部で有効なすべてのポリシーから総合的に決定されます。このとき、ツリーのリーフオブジェクトからルートまでの上方向の検索順序で、有効なポリシーが調べられます。ツリーで有効な権利が調べられる場合と同様に、最初に見つかったポリシーが他のポリシーを抑えて支配的となります。

たとえばリモートコントロールポリシーが、ユーザオブジェクトに関連付けられたユーザポリシーパッケージで有効でなく、ユーザオブジェクトのあるコンテナに関連付けられたユーザポリシーパッケージで有効である場合、このユーザにとって有効なポリシーはコンテナのリモートコントロールポリシーです。

ZENworksでのワークステーションの意味について理解するために、次のセクションを参照してください。