基本

Novell exteNd Director
新機能

このページでは、Novell®exteNd DirectorTMの新機能をまとめ、ヘルプの詳細へのリンクを提供します。

    ソフトウェアに関する最新で最も完全な情報およびexteNd Directorのハードウェア要件については、リリースノートを参照してください。

 

 
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バージョン5.0の新機能

 
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リリースのハイライト

機能 説明
ページフロー ページフローにより、単一のポートレット内で実行される一組のページに対する制御フローを定義します。各ページに、ユーザが操作できる一組の制御が表示されます。たとえば、フローのページには、株式相場や天気予報の表示方法、または従業員情報などの企業データへのアクセス方法が表示されます。

ユーザが操作するページの表示に加え、ページフローではバックグラウンド処理を実行できます。たとえば、ページフローを使用して、Webサービスを起動したり、データベースにアクセスしたりすることができます。ページフロー内でカスタムJavaコードを実行できますが、通常その必要はありません。

ページフローには、アクティビティとリンクの2つコンポーネントが含まれています。アクティビティはタスクを表すオブジェクトです。リンクは、フローのルーティングロジックでパスを表すオブジェクトです。リンクはアクティビティをポイントします。

ページフローでは、ポートレット技術が使用されています。ページフローを実行するには、付属のページフローランナーポートレットを使用する必要があります。

    詳細については、『ページフローおよびフォームガイド』の「ページフローの概要」を参照してください。

フォーム このリリースでは、次世代のWebフォームが導入されています。XForms技術に基づいてexteNd Directorに作成するWebフォームにより、HTMLの制約の多くが取り除かれます。フォームに関連付けられたレイアウト、プレゼンテーション、およびユーザの操作を定義するための、強力で標準ベースの方法が提供されています。

XFormsは、スタンドアロンアプリケーションとしては稼動しません。XHTMLのようなホスト言語内部でコンポーネントとして稼動するように設計されています。Novellの実装では、ページフローのコンテキスト内部で稼動します。

    詳細については、『ページフローおよびフォームガイド』の「XFormsの概要」を参照してください。

ポートレット このリリースには、ポートレットに関する総合的なサポートとともに、ポートレットの開発および実行をさらに柔軟にする拡張機能が含まれています。

ポートレットは、Webクライアントからの要求を処理し、ポータルページ上にダイナミックコンテンツを作成する特殊なJavaクラスです。ポートレットはJava Portlet仕様で定義されています。ポートレットは、ポータルアプリケーション用のプレゼンテーション層を提供する、プラグ可能なユーザインターフェース要素と考えることができます。ユーザは、管理者が指定した初期設定に基づいて、ポートレットのコンテンツと外観をパーソナライズできます。

exteNd Directorには、Java Portlet仕様に対する次の拡張機能が含まれています。

  • タイトルバーやプレビューイメージなど、ポートレットへのオプションおよびプロパティを指定できる、追加のオプションポートレット展開記述子—novell-portlet.xml—。

  • 設計時、展開後、およびランタイム時にポートレット初期設定を設定および変更する機能

  • ローカルおよびリモートポートレットを管理するいくつかのタイプのポートレットコンテナ

また、前のリリースに付属していたポータルコンポーネントの多く(システム、ベース、およびサンプルコンポーネント)がポートレットに変換されました。

    詳細については、『ポータルガイド』のポータルに関する序章を参照してください。

Express Portal exteNd Directorをインストールすると、Express Portalアプリケーションが取得され、ただちに実行できます。このアプリケーションを使用するために、exteNd Director開発環境からアプリケーションを展開する必要はありません。

インストールプロセスが完了すると、次のURLで簡単にブラウザを開き、アプリケーションを起動することができます。

http://server name/ExpressPortal/portal

共有ライブラリ このリリースでは、exteNd Directorにより、アプリケーションサーバの共有場所にあるすべてのexteNd Directorアプリケーションに必要な一般ライブラリ(JARtァイル)を配置できます。これにより、作成するEARおよびWARのサイズと、展開に必要な時間が縮小されます。共有ライブラリを使用するプロジェクトを作成する場合、プロジェクト用に作成されるアーカイブが非常に軽量であるため、プロジェクトは通常、数秒で展開できます。

 
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視覚ツールとウィザード

機能 説明
新規プロジェクトウィザード 次のプロジェクトウィザードがヌ加されました。

  • 新規ポータルWARを作成するポータルアプリケーションウィザード

  • 新規ポートレットアプリケーションを作成するポートレットアプリケーションウィザード

  • 新規リソースセットWARを作成するリソースセットアプリケーションウィザード

これらのウィザードを使用するには、[ファイル]>[新規プロジェクト]の順に選択して、[Director]タブに移動します。

ページフローモデラー exteNd Directorに統合されたページフローモデラーと呼ばれる完全なグラフ作成パッケージを使用すると、ページフロープロセスをすばやく視覚的に作成できます。ページフローモデラーを使用して、次のことができます。
  • ページフローをグラフィカルにレイアウト、注釈付け、およびフォーマットする

  • アクティビティとリンクを作成、変更、および削除する

  • アクティビティとリンクのプロパティを設定する

  • XPathナビゲータを使用してアクティビティとリンクをデータに関連付ける

ページフローを保存すると、ページフローモデラーにより、プロセス定義と呼ばれるXMLベースのファイルにドキュメントが変換されます。プロセス定義では、ワークフローのレイアウトとフォーマットが保存され、ワークフローエンジンが読み込んで実行できるプログラムにフローロジックが変換されます。

ページフローモデラーにより、ページフローをページフローランナーにマップするポートレット記述子も保存されます。ページフローランナーはポートレットとして実装されるJavaクラスです。exteNd Directorのパッケージには、あらゆるページフローを実行できるページフローランナーポートレットが付属しています。

    詳細については、『ページフローおよびフォームガイド』のページフローモデラーに関する章を参照してください。

フォームデザイナ exteNd Directorのフォームデザイナを使用すると、XForms1.0準拠のWebフォームを開発するための環境が用意されます。フォームデザイナは、ページフローアプリケーションで使用するXFormsをすばやく作成できるグラフィカル開発ツールです。

    詳細については、『ページフローおよびフォームガイド』のフォームデザイナに関する章を参照してください。

データベースページフローウィザード データベースページフローウィザードは、このリリースに含まれ、ユーザにデータベースの記録を検索、表示、変Xする方法を示すページフローの作成に役立ちます。データベースページフローウィザードにより、一組のフォーム(XForms技術を採用しているXHTMLページ)とともに、フォームを1つのユーザインタフェースに統合する1つまたは複数のページフローが生成されます。

    詳細については、『ページフローおよびフォームガイド』のデータベースページフローウィザードに関する章を参照してください。

Webサービスページフローウィザード exteNd Directorには、Webサービスを起動するページフローの作成ツールも用意されています。このようなフローを簡単に作成するため、exteNd DirectorにはWebサービスページフローウィザードが用意されています。
Composerページフローウィザード exteNd Directorでは、exteNd ComposerTMサービスを最大限に活用するうえで役立つComposerページフローウィザードも用意されています。
スコープパス 一般的なページフロープロセスには、ページフローユーザまたはプログラムロジックにより操作されるデータが含まれます。ページフローでデータにアクセスするには、スコープパスを使用します。exteNd Directorには、スコープパスAPIを通じてページフローモデラーおよびワークフローモデラーから利用できる、事前定義されたスコープパスのグループが含まれます。これにより、さまざまな場所にあるデータを簡単に参照できます。たとえば、スコープパスを使用して、要求および応答オブジェクトにあるデータとともに、リソースセットやContent Managementサブシステム内のファイルにアクセスすることができます。

スコープパスを使用して、ページフローまたはワークフロー内のアクティビティにオブジェクトを関連付けることができます。スコープパスを使用すると、データをある場所から別の場所へコピーすることもできます。スコープパスのコピーは、アクティビティの前後、およびリ塔N上でも実行できます。

    詳細については、『exteNd Directorアプリケーションの開発』のスコープパスおよびXPathsの操作に関する章を参照してください。

ダイナミックな送信ボタン A ページフローにあるボタンリンクを使用すると、フォーム上にダイナミックな送信ボタンを作成できます。ランタイム時には、フォームアクティビティによって設定される各ボタンリンクに表示されたフォームにナビゲーションボタンが配置されます。ボタンリンクの主な利点は、フォームへのナビゲーションをダイナミックに追加できることにあります。フォームからのナビゲーションパスを変更するたびに、リンクをページフローに簡単に追加できます。XHTMLフォームを編集する必要はありません。
スマートリンク Xマートリンクを使用して、ページフローの図の複雑さを軽減できます。スマートリンクは、ページフローの図には実際に表示されませんが、ランタイム時にダイナミックに解決されます。スマートリンクは、多数のアクティビティが共通のアクティビティにリンクしている際に特に便利です。たとえば、スマートリンクを使用して、フロー内のすべてのアクティビティを共通のヘルプページにダイナミックにリンクすることができます。

    詳細については、『ページフローおよびフォームガイド』のリンクの操作に関する章を参照してください。

シンプルリンク このリリースでは、ワークフローで必要なリンクの多くが、シンプルリンクに置き換えられました。これは単一のリンクで、あるアクティビティから別のアクティビティへの単純なパスを表しています。シンプルリンクはページフローとともに、ワークフローでもサポートされています。

Vンプルリンク(XORリンクとしても知られています)を使用すると、trueまたはfalseに評価する式を指定できます。シンプルリンクの式でtrueと評価されると、リンクは次のアクティビティをたどります。式がfalseに評価された場合、パスには従いません。

シンプルリンクを使用すると、複数のターゲットアクティビティの中から簡単に選択できます。アクティビティの処理を終了したら、シンプルリンクで式を使用し、次に実行するアクティビティを決定することができます。

注意:  (前にワークフローで使用されていた) XOR、OR、AND、およびシンプルリンクの機能は、新しいシンプルリンクに結合されました。

    詳細については、『ページフローおよびフォームガイド』のリンクの操作に関する章を参照してください。

ページフローとワークフローの統合 潤[クフロープロセスでユーザインタフェースを表示する必要がある場合に、ページフローを起動できます。これにより、ワークフロー内でのユーザ操作のサポートに必要な、開発にかかる労力が大幅に軽減されます。ほとんどの種類のユーザ操作で、ユーザアクティビティを作成する必要もありません。

    詳細については、『ワークフローガイド』のアクティビティの操作に関する章を参照してください。

XPathナビゲータ [XPathナビゲータ]ダイアログは、有効なXPath式を視覚的に指定する際に役立つ新機能です。XPathが呼び出されると、さまざまなexteNd Directorツールからアクセスすることができます。たとえば、[XPathナビゲータ]ダイアログを使用して、スコープパスを指定できます。

    詳細については、『exteNd Directorアプリケーションの開発』のスコープパスおよびXPathsの操作に関する章を参照してください。

ポートレットウィザード ポートレットアプリケーションロジックの大部分はページフローを使用して実装できますが、カスタムポートレットクラスを記述した方がよい状況もあります。ポートレットウィザードでは、グラフィカルなユーザインタフェースにより、適切なインポートおよびメソッドの署名を使用して、骨組みとなるポートレットクラスを自動的に作成するプロセスを簡素化できます。
ページフロー検証 選択するたびに、設計時のページフローを検証できます。ワークフローモデラーによりプロセス構造が分析され、発生したすべてのエラーが表示されます。たとえば、ページフローのアクティビティが存在しないリソースセットにあるオブジェクトを参照している場合、エラーメッセージに問題が発生していることが通知されます。

注意:検証は、設計時のプロセス構造のみに適用されます。

ページフロー、フォーム、およびポートレットのダイナミックローディング exteNd Director開発環境のページフロー、フォーム、およびポートレットを変更すると、それらの変更は、ユーザがただちにテストできるようにサーバ上に自動的に反映されます。
管理用の単一のアクセスポイント このリリースでは、管理用に単一のアクセスポイントが提供されています。DAC (Director管理コンソール)を起動すると、次のすべての管理ツールにアクセスできるようになります。
  • ポータル管理

  • ポートレット管理

  • ユーザプロファイル管理

  • 一般設定

  • セキュリティ管理

  • ディレクトリ管理

  • コンテンツ管理

  • ワークフロー管理

注意:DACはPAC (ポータル管理コンソール)に置き換えられます。

 
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標準ベースの開発

機能 説明
Javaポートレット準拠 exteNd Directorは、ポートレット標準を定義するJava Portlet 1.0に、完全に準拠しています。

    詳細については、『ポータルガイド』のポータルに関する序章を参照してください。

XFormsサポート exteNd Directorは、XForms 1.0準拠Webフォームを開発するための環境を提供します。

XForms標準の特長として、次の点が挙げられます。

  • 独立したデータ、ロジック、および表示モジュール

  • 強力なイベントモデル(その結果、クライアント側の検証または計算に大量のスクリプトの使用は不要)

  • XML形式でのデータ処理方法

    詳細については、『ページフローィよびフォームガイド』の「XFormsの概要」を参照してください。

WSRPサポート このリリースに、WARP (リモートポータルのWebサービス)の完全なサポートは含まれていませんが、次のリリースで完全なWSRPサポートを提供するために必要な多くの機能が、製品アーキテクチャに含まれています。
SAMLサポート exteNd Directorは、Novell iChain®が提供するSAML (Security Assertion Markup Language)機能に統合されています。iChainでのSAML認証は、マップ済みユーザのエンコードされた資格情報を持つHTTP認証ヘッダです。exteNd Directorにより、その情報がデコードされ、カバーの下にユーザがログインします。

 
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通信およびパーソナライズサービス

機能 説明
ポータルパーソナライザ ポータルパーソナライザ機能の拡張により、コンテナページおよび共有ページがサポートされています。
コンテナページ コンテナページには、特定のユーザグループに適した固定されたコンテンツが表示されます。管理者はコンテナページを青写真として使用し、イメージ、ロゴ、およびテキストを組み合わせて、組織内に適用できる専有の企業イメージを構築します。

コンテナページは、ポータル管理者—PortalAdminグループのメンバーであるユーザが定義する必要があります。管理者はポータル管理ポートレットを使用して、コンテナページのコンテンツおよびレイアウトを指定し、ユーザグループにコンテナページを割り当てます。

グループは、表示許可を持つコンテナページのみに割り当てられます。この許可により、コンテナページにアクセスすることはできますが—変更はできません。

    詳細については、『ポータルガイド』のポータルページの操作に関する章を参照してください。

共有ページ 共有ページには、複数のユーザが共有するコンテンツが表示されます。共有ページは、ポータル管理者—PortalAdminグループに属する任意のユーザによって作成される必要があります。

管理者は、ポータル管理ポートレットを使用して共有ページのコンテンツおよびレイアウトを指定し、ユーザとグループに共有ページを割り当てます。共有ページアクセスの許可には2種類あります。

  • 表示許可を持つユーザは、共有ページにアクセスできますが、そのコンテンツやレイアウトは変更できません。

  • 所有権許可を持つユーザは、共有ページのコンテンツやレイアウトにアクセスしたり、変更したりできます。

    詳細については、『ポータルガイド』のポータルページの操作に関する章を参照してください。

ポータル管理ポートレット ポータル管理ポートレットにより、管理者は共有ページとコンテナページを作成および変更できます。これらのページを、管理者がユーザおよびグループに割り当てることもできますB

管理者はポータル管理ポートレットを使用して、コンテナページのコンテンツおよびレイアウトを指定し、ユーザグループにコンテナページを割り当てます。

    詳細については、『ポータルガイド』のポータルページの操作に関する章を参照してください。

ナビゲーションポートレット ナビゲーションポートレットにはグラフィカルユーザインタフェースが提供され、ユーザは、コンテナページ、共有ページ、個人ページなどアクセスが許可されたすべてのページ間を簡単に移動するとができます。通常、ポータル管理者は、このポートレットをコンテナページのナビゲーションペインに配置します。ナビゲーションポートレットにより、ログインユーザが利用できるページへの一組のリンクが自動的に作成されます。

ナビゲーションポートレットは一般に、コンテナページに含まれています。

    詳細については、『ポータルガイド』のポータルページの操作に関する章を参照してください。

ヘッダポートレット ヘッダポートレットにより、組織内のWebページの外観をカスタマイズするメカニズムが提供されます。通常、ポータル管理者は、このポートレットをコンテナページの一番上に配置して、企業イメージを確立します。

    詳細については、『ポータルガイド』のポータルページの操作に関する章を参照してください。

他のポートレット 生産性を向上させるため、exteNd Directorでは次のポートレットも提供しています。
  • HTMLポートレットを使用すると、ウィザード駆動型UIが提供され、既存のWebサイトがラップされてポータルに表示されます。

  • IFrameポートレットにより、IFrameにある既存のWebコンテンツが表示されます。

  • メッセージポートレットを使用すると、HTMLコンテンツをすばやく簡単に入力することができます。

  • ShortCutsポートレットにより、既存のコンテンツおよび表示されているリンクの異なるオプションへのリンクが提供されます。

  • ブックマークポートレットでは、Webコンテンツへのリンクが表示されます。

セキュリティ/ディレクトリ継承モデルAPI exteNd Directorでは、ユーザベースのセキュリティ継承という概念をサポートしています。この概念は、exteNd Directorにより、セキュリティがコンテナレベルに設定され、派生エンティティにそれらの設定を継承させる機能が提供されることを意味しまキ。

ユーザベースの継承とは、階層型でLDAPベースのディレクトリサービスを使用して、exteNd Director生成物上にセキュリティを設定する機能です。コンテナと呼ばれる新しいプリンシパルタイプが表示されています。コンテナは、LDAPツリー内の組織ユニットを表し、要素上にアクセス制御リストを設定する際に使用できます。

注意:このリリースでは、オブジェクトベースの継承はサポートされていません。つまり、Content Managementサブシステムなどの階層型環境にあるセキュリティ設定(ACL)が継承されます。

    詳細については、『ユーザ管理ガイド』のACLベース認証の使用に関する章を参照してください。

ログ このリリースでは、ログ機能が強化されました。exteNd Directorにより、次の情報をログ記録することができます。
  • 各ユーザのログイン時刻またはログアウト時刻

  • ユーザによる各ページ要求

Framework config.xmlファイルには、情報をログ記録するかどうかを決定するEboAuditLog.LoggingLevelと呼ばれるプロパティがあります。強化されたログ機能を利用するには、このプロパティを5に設定する必要があります。

複数のポートレットインスタンス exteNd Directorを使用すると、同じページ上で、単一のポートレットの複数のポートレットインスタンスを実行できます。
コンポーネントサポート このリリースでは、ポートレットへの完全なサポートとともに、ポータルコンポーネントとの互換性が提供されています。exteNd Directorにより、以前のバージョンで作成されたポータルコンポーネントに対するランタイムサポートが引き続き提供されます。
ポートレット初期設定 ランタイム時に、ポートレットは、ポートレットの動作と作成するコンテンツを決定する属性を持つ初期設定オブジェクトに関連付けられます。

exteNd Directorで、ポートレット初期設定は4つのレベルに適用することができます。初期設定は次のレベルで適用されます。

  • 展開後、登録後、およびページ割り当て後に、指定されたポートレットインスタンスに対してユーザにより作成される

  • ポートレットがページに割り当てられた際に通常、管理者により展開および登録後に作成される

  • ポートレットが登録された際に通常、管理者によって展開後に作成される

  • ポートレットで展開される

展開設定は、登録時に指定された初期設定により上書きされます。同様に、登録設定は、ページ割り当て時に指定された初期設定により上書きされます。その他すべての設定は、ユーザが指定した初期設定により上書きされます。

    詳細については、『ポータルガイド』のポータルに関する序章を参照してください。

ポートレット設定 ポートレット設定は、ポートレットに関連しているという点で、初期設定に似ています。設定が、初期設定のようにポートレット記述子ではなく、ポータルによって定義される点で異なります。

たとえば、認証の要求と呼ばれるポートレット設定は、ポータルに対し、ポートレットに認証が必要であることを示しています。この設定は、ポートレット初期設定と同様、さまざまなレベルで適用できます。登録時、またはページ割り当て時に、novell-portlet.xmlファイルで適用することができます。

 
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フレームワークおよびその他のサブシステムの拡張機能

機能 説明
イベントモデル

このリリースには、強力なイベントモデルが含まれています。exteNd Directorイベントモデルは、Javaのイベントリスナ/プロデューサモデルを拡張したものです。イベントは軽量の通知オブジェクトで、 1つまたは複数のイベントリスナに関連する情報を含んでいます。リスナは適切な方法でイベントに応答します。

exteNd Directorで主にイベントを使用するのはCM (Content Management)サブシステムで、さまざまなCM操作のイベントオブジェクトを定義します。たとえば、ドキュメントの著者、タイトル、およびその他のデータに関する情報を持つイベントを生成する、"ドキュメントが追加されました"操作のリスナを登録することができます。ユーザは、選択した任意の方法(ログエントリの作成、印刷ストリームの生成、または関係者への電子メール送信など)により、このイベントを処理できます。

exteNd Directorでは、コンテンツ管理、WebDav、およびCMタスク管理操作に事前定義されたイベントの完全なセットを持つ、拡張可能なイベントフレームワークが提供されます。

    詳細については、『exteNd Directorアプリケーションの開発』のイベントの操作に関する章を参照してください。

Novell eDirectoryのダイナミックグループサポートTM ダイナミックグループにより、クエリを通じてダイナミックにグループメンバーシップを決定できます。ダイナミックグループは、LDAP標準ではありませんが、さまざまなディレクトリベンダによって実装されています。exteNd Director 5.0によるダイナミックグループのサポートは、eDirectoryに固有で、exteNd Directorが追加のディレクトリ製品をサポートすると、変更を要求することができます。

ダイナミックグループはPACでは読み込み専用です。

    詳細については、『ユーザ管理ガイド』のユーザおよびグループの管理に関する章を参照してください。

ユーザ/グループリストのフィルタ ディレクトリサービスを使用すると、クライアントは、基礎となるレルムからユーザおよびグループのサブセットを取得することができます。最初ノユーザまたはグループ全体を取得する必要はありません。これにより、初期パフォーマンスが向上し、部分的なデータ取得をサポートするレルムのメモリ要件が減少します。

この機能は、LDAP、PersistManager、exteNd Server LDAP、exteNd Server (互換)、WebLogic LDAP、WebSphere、およびWebSphere LDAPに適用されます。

FireRule条件 このリリースでは、Ruleサブシステムにより、ルールを条件として正常に起動できます。
ワークフロークラスタリングサポート ワークフローをクラスタ環境で展開および管理できるようになりました。
マルチスレッドポートレット表示 ポータルでは、ポートレットのマルチスレッド表示がサポートされています。この機能を有効にするため、Portal Aggregatorにより、次の3つの主要な手順で表示要求が処理されます。
  1. ActionRequestを受け取る必要のあるポートレット、および表示する必要のあるポートレットを決定しますB

  2. サポートをスレッド化してポートレットのリストを分割し、表示メソッドを開始します。非同期ポートレットが最初に起動し、次に同期ポートレットが実行されます。

  3. 表示応答を収集し、要求に応じて、XSLスタイルシートの変換処理を行います。

集約プロセスでは、スレッドプールによって提供された使用可能なスレッド上で、作業が分割されます。ポートレットは、novell-portlet.xmlファイル内のフラグを使用して、ポートレットを別のスレッドに呼び出せることをポータルに伝えることができます。ポートレットのマルチスレッド化を有効にするには、次のように同期プロパティを0に設定します。

    <synchronous>0</synchronous>

 

 
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ユーティリティツール機能

機能 説明
ツールセットの統合 このバージョンでは、前のNovell exteNd WorkbenchTM製品のプログラム機能およびその他のユーティリティツールが、Novell exteNd Director開発環境に導入されました。その結果、exteNd Directoryという名で起動する、専門的、包括的、そして統合されたツールセットが完成しました。

大半のNovell exteNd製品設定には、完全なexteNd Director開発環境とアプリケーションフレームワーク(オプションのサuシステム付き/なし)が含まれています。ただし、最小設定の中には、開発環境のサブセットであるexteNd Directorユーティリティツール(汎用J2EEおよびWebサービスプログラム)のみが含まれるものもあります。開発環境ウィンドウのタイトルバーには、ユーザがexteNd Directorを持っているかfどうか、またはexteNd Directorユーティリティーのみを持っているかどうかが表示されます。

    詳細については、『ユーティリティツール』 の「開発環境」を参照してください。

XMLエディタ XMLエディタには、次の拡張機能が含まれています。

  • XMLドキュメント間の移動に役立つ[ツリービュー]タブのXPathコントロール

  • 新しいアイコンおよび個別のネームスペースと属性ノードを含む、[ツリービュー]タブのレイアウトの向上

  • 使用が簡単でテキスト検索サポートを含む、[ツリービュー]タブの改善された[検索]ダイアログ

  • さらに完全で一貫したコマンド選択を提供する、[ツリービュー]および[ソースビュー](右クリックして表示)の改善されたコンテキストメニュー

  • [XMLエディタ]>[適格性の確認]の順に選択して、XMLドキュメントを検証することなく構文の適格性を確認するメニュー項目([検証]コマンドでは両方が実行されます)

  • [XMLエディタ]>[CSSスタイル]の順に選択して、XMLドキュメントにスタイルシートを添付および編集できるCSSスタイルマネージャを表示するメニュー項目

  • XMLドキュメントにスキーマまたはDTDを恒久的に添付するための([スキーマまたはDTDの添付]ダイアログにある)チェックボックス

  • スキーマガイドで、選択グループの要素を2つでなく単一のカラムに表示

    詳細については、『ユーティリティツール』 の「XMLエディタ」を参照してください。

Schemaエディタ XMLスキーマファイルの開発と維持に役立てるため、次の機能が追加されました。

  • 新しいスキーマファイルを作成するXMLスキーマファイルウィザード。このウィザードを使用するには、[ファイル]>[新規]>[ファイル]の順に選択して、[XML]タブに移動します。

  • スキーマファイルを確認および編集するスキーマエディタ。スキーマエディタはXMLエディタが専門化したものです。(前のバージョンでは、スキーマファイルの編集にXMLエディタを使用する必要がありました。)

    詳細については、『ユーティリティツール』 の「XMLエディタ」を参照してください。

XSLエディタ XSLスタイルシートファイルの開発と維持に役立てるため、次の機能が大幅に拡張されました。

  • XSLファイルウィザードにより、スタイルシートに関する複数の情報画面(変換に使用する名前、場所、およびソース/結果ドキュメント)の作成を求められます。このウィザードを使用するには、[ファイル]>[新規]>[ファイル]の順に選択して、[XML]タブに移動します。

  • XSLエディタによって、既存のXSLソース編集機能のXSLT変換に視覚的な改善が加えられました。

    • 新しい[デザイナ]タブにより、変換を実行、テストするための[ソースツリー]、[結果ツリー]、[変換]、[デバッグ]という4つのインタラクティブ画面が表示されます。([デザイi]タブは、前のバージョンで提供されていた単純な[結果]タブに代わるものです。)

    • [XSLソースビュー]タブ(前の[XSL]タブ)により、スタイルシートのソースコード編集に関するサポートが向上しました。

    • XSLエディタメニューには、ソース/結果ドキュメントをインポートして新しいスタイルシートを入手するための新しいコマンドが含まれています。

    詳細については、『ユーティリティツール』 の「XSLエディタ」を参照してください。

CSSエディタ CSSスタイルシートファイルの開発と維持に役立てるため、次の機能が追加されました。

  • 新しいスタイルシートを作成するCSSファイルウィザード。CSSファイルに関する複数の情報画面(名前、場所、テンプレート、およびさまざまなスタイルのプロパティ)を設定するよう求められます。このウィザードを使用するには、[ファイル]>[新規]>[ファイル]の順に選択して、[ポートレット]タブに移動します。

  • CSSスタイルシートファイルを確認および編集するCSSエディタ。この機能の内容は次のとおりです。

    • (セレクタのリストを操作し、対応するスタイルのプロパティを選択することにより)ビジュアル環境でスタイルシートを作成できる[CSSビュー]タブ

    • スタイルシートのソースコードを編集できる[ソースビュー]タブ

  • CSSスタイルが必要な場合(XMLファイルやXHTMLファイルの編集中など)に、exteNd Directorツールからアクセスできる[CSSスタイルマネージャ]ダイアログ。このダイアログでは次の操作ができます。

    • 新規または既存のスタイルシートの添付

    • スタイルシートの切り離し

    • スタイルシートの編集(ダイアログボックス内、またはCSSエディタを開いて行う)

    詳細については、『ユーティリティツール』 の「CSSエディタ」を参照してください。

Novell exteNd Web Services SDK このリリースには、Novell exteNd Web Services SDK (前のjBrokerTMWeb)のバージョン5.0が含まれており、Novell exteNdTM環境でWebサービスを開発および実行するためのコア機能が提供されます。このバージョンでは次の点に注意してください。

  • jbroker-web.jarファイルの名前が、wssdk.jarに変更されました。wssdk.jarは、Novell exteNdtools\compilelibディレクトリにあります。

  • 次のサポートJARが、wssdk.jarに組み込まれています(したがって、展開には必要ありません)。saaj-api.jar、saaj-ri.jar、およびjaxrpc-api.jar。

  • Web Services SDKコンパイラおよびその他の実行可能ファイルは、Novell exteNdCommon\WSSDK\binディレクトリに移動しました。

Webサービスクラスをコンパイルおよび実行する際、Web Services SDKで必要なJARのリストは次のとおりです。

  • Webサービスコンシューマでは(Webサービスを呼び出すものにはすべて)、次のJARが必要です。

    • activation.jar

    • agrootca.jar (SSLおよびNovell exteNdの信頼できるルート証明書を使う場合)

    • commons-httpclient.jar

    • commons-logging.jar

    • CSHelper.jar

    • jakarta-regexp-1.2.jar (1.4よりも前のJDKおよびXMLスキーマをパターンで使用する場合)

    • mail.jar (添付ファイル、特にjavax.mail.internet.MimeMultipartを使用する場合)

    • wssdk.jar

    • wssdk-ssl.jar (SSLを使用する場合)

    • xercesImpl.jar

    • xmlParserAPIs.jar

    • xmlsec.jar (XML署名を使用する場合)

  • Webサービスでは、(アプリケーションサーバのクラスパスまたはWARのWEB-INF/libライブラリにある)次のJARが必要です。

    • jakarta-regexp-1.2.jar (1.4よりも前のJDKおよびXMLスキーマをパターンで使用する場合)

    • wssdk.jar

    • xercesImpl.jar (SilverStream®eXtend Application Server 4.xを使用する場合)

    • xmlParserAPI.jar (SilverStream eXtend Application Server 4.xを使用する場合)

    • xmlsec.jar (XML署名を使用する場合)

これらのJARファイルはすべて、tools\compilelibディレクトリにあります。(前のバージョンからのjaxp-api.jarファイルはもう必要ありません。xmlParserAPIs.jarを使用します。)

    (Web Services SDKの新機能を含む)詳細については、Web Services SDKヘルプを参照してください。

Webサービステスト環境 Novell exteNd Web Services SDKでは、WebブラウザからのWebサービスをテストするための新機能が提供されています。Webサービスを開発および展開すると、そのサービスのURLを参照して、使用できる各メソッドのテストフォームにアクセスできます。そこで必要な任意のパラメータを入力し、サービスを呼び出して、結果を確認することができます。

このテスト機能のランタイムは、WARの展開記述子(または展開計画)にあるwssdk.test.disableと呼ばれる環境エントリによって制御されます。exteNd Directorに汎用WARプロジェクトを作成すると、 プロジェクトウィザードによって自動的にwssdk.test.disableが含められ、trueに設定されます。この機能を有効にするには、展開す髑Oにwssdk.test.disableをfalseに設定する必要があります。

    詳細については、『ユーティリティツール』のWebサービスの生成に関する章を参照してください。

Webサービスウィザード WebサービスとそのWSDLファイルを生成すると、Webサービスウィザードにより、スキーマ情報にそのWSDLを含めるよう求める2つの新規画面が表示されます。この情報を使用して、1つまたは複数のスキーマの修飾名に、タイプ要素のメソッドパラメータ(引数および戻り値)がマップされます。

  • スキーマに含まれる内容パネルで、0個以上のスキーマ(XSD)ファイルのパスまたはURLを指定し、生成されたWSDLに含めます。

  • メソッドタイプのマッピングパネルでは、このようなスキーマの1つを適用可能な各メソッドパラメータにマップする方法を指定します。

    または、パラメータをサンプルインスタンスデータファイルにマップすることもできます。その場合、ウィザードによって、インスタンスデータに基づくスキーマ情報が生成されます。

WSDL 1.2 仕様に準拠するため、Webサービスウィザードでは、Webサービスインタフェースでオーバーロードしたメソッド名は使用できません。生成方法により、次のことに注意してください。

  • JavaBeanまたはその他のJavaクラスから生成する場合は、選択するメソッドパネルで、指定された名前を持つメソッドを1つだけ選択できます。

  • EJB、リモートインタフェース、または前のWSDLファイルから生成する場合は、ウィザードを起動する前に、そのファイルで定義されているすべてのオーバーロードしたメソッドを削除する必要があります。削除しない場合、エラーが発生します。

    詳細については、『ユーテBリティツール』 の「Webサービスウィザード」を参照してください。

Registry Manager このバージョンでは、Registry Managerに次の機能が追加されました。

  • WSIL (Webサービス監査言語、WS-Inspectionとも呼ばれます)のサポート

  • ebXML (eXtensibleマークアップ言語を使用する電子商取引)のサポート

  • クリックするとレジストリに組織を公開できる新しいボタン

  • クリックするとレジストリから組織を削除できる新しいボタン

    詳細については、『ユーティリティツール』 の「Registry Manager」を参照してください。

WSDLエディタ WSDLエディタはNetBeansベースになり、次の拡張機能が含まれています。

  • ビジュアル編集環境でWSDLファイルを作業できる(XMLエディタにあるものと同様の)[XMLツリービュー]タブ

  • WSDLファイルのソース編集時に有効な選択肢を表示する適切なスキーマに続く、[XMLソースビュー]タブでの状況依存型コード完成(XMLエディタと同様)

    詳細については、『ユーティリティツール』 の「WSDLエディタ」を参照してください。

プロジェクトのファイルの除外/追加 このバージョンでは、プロジェクトに追加したすべてのディレクトリから個々のファイルを除外できるようになり、プロジェクトコンテンツの制御が強化されています。この機能はいくつかの異なる方法で操作できます。

  • ナビゲーションペインの[プロジェクト]タブで、追加したディレクトリに移動し、任意のファイルを右クリックした後、ポップアップメニューから[プロジェクトからの除外]を選択します。ファイルは一度除外すると、プロジェクトで使用することはできません。[プロジェクト]タブにグレー(および括弧付き)で表示されます。

    除外したファイルを再びプロジェクトに追加するには、該当するファイルを右クリックし、ポップアップメニューから[プロジェクトに含める]を選択します。

  • [プロジェクト設定]ダイアログで、[コンテンツ]タブに移動し、リストからプロジェクトディレクトリエントリを選択してから、[除外項目の編集]ボタンをクリックします。すると、[除外定義の編集]ダイアログを使用して、除外するtァイルのリストを操作できます。

    詳細については、『ユーティリティツール』のプロジェクトおよびアーカイブに関する章を参照してください。

J2EEサーバのプロファイルおよび展開 このバージョンでは、([プロファイル]および[展開設定]ダイアログに反映された) J2EEサーバの組み込みサポートが更新され、次の選択肢が設定されました。Novell exteNd製品設定により、この中から1つまたは複数の選択肢にアクセスできます(詳細はexteNdのリリースノートを参照してください)。

  • Apache Tomcat 4.1

  • BEA WebLogic 6.1

  • BEA WebLogic 8.1

  • Novell exteNd 5.1

  • SilverStream 4.0

    詳細については、『ユーティリティツール』 のアーカイブの展開に関する章を参照してください。

一般的な使用性 exteNd Directorの開発環境の一般的な使用性を改善するため、次のユーザインタフェース拡張機能が導入されました。

  • 製品の新しい外観 (アイコン、色、フォント、コントロール)

  • ウィザード、ダイアログ、開発環境全体の情報提供テキストの充実

  • クリック1つでペインを縮小/復元できるワンタッチスプリッタ

  • ユーザインタフェースナビゲーションを容易にするマウスホイールサポート

  • 次の作業領域を最適化する編集ペインのレイアウト変更

    • ファイル情報のヘッダラインがペイン内部から削除されました

    • ファイル情報は、名前、変更フラグ(*)、[閉じる]ボタン、および(ツールヒントとして表示される)パスなど、開いている各ファイルのタブに表示されます

  • 表示を簡単にする[出力ペイン]タブ設定

    • [作成]、[検証]、および[展開]タブが、[出力]とよばれる新しい1つのタブになりました

    • [出力ペイン]のタブの標準ラインアップは、[作業]、[出力]、[検索]、[バージョン管理](有効な場合)です。

    詳細については、『ユーティリティツール』 の「開発環境」を参照してください。

メニュー 標準exteNd Directorメニューバー上のメニューが再編成により使用しやすくなり、機能が追加され、一貫性が向上しました。新しいメニューバーのラインアップは次のとおりです。

ファイル  編集  表示  プロジェクト ツール  現在のエディタのメニュー  ウィンドウ  ヘルプ

メニューの変更は次のとおりです。

  • 新規ファイル]と[新規プロジェクト]ダイアログには、次の手順でアクセスできます。

       [ファイル]>[新規作成]>[ファイル]の順に選択します。
    [ファイル]>[新規作成]>[プロジェクト]の順に選択します。
  • テキストツール]項目は、[編集]メニューから現在のエディタのメニュー(該当する場合)に移動しました。エディタで右クリックして、ポップアップメニューから[テキストツール]を選択することもできます。

  • デバッガの起動]、[プロファイル]、および[初期設定]項目は、[編集]メニューから[ツール]メニューに移動しまオた。

       [ツール]>[デバッガの起動]の順に選択します。
    [ツール]>[プロファイル]の順に選択します。
    [ツール]>[初期設定]の順に選択します。
  • 検索]、[次の検索]、および[置換]項目は、[検索]メニューから[編集]メニューに移動しました。

       [編集]>[検索]の順に選択します。
    [編集]>[次の検索]の順に選択します。
    [編集]>[置換]の順に選択します。
  • ファイル内の検索]、[次のオカレンス]、および[前のオカレンス]項目は、[検索]メニューから[ツール]メニューに移動しました。

       [ツール]>[ファイル内の検索]の順に選択します。
    [ツール]>[次のオカレンス]の順に選択します。
    [ツール]>[前のオカレンス]の順に選択します。
  • Webサービスクライアントクラスの実行]項目は、[プロジェクト]メニューから[ツール]メニューに移動しました。

       [ツール]>[Webサービスクライアントクラスの実行]の順に選択します。
  • 次のドキュメント]、[前のドキュメント]、および[追加のドキュメント]項目が[ドキュメント]メニューから[ウィンドウ]メニューに移動(および名前を変更)しました。

       [ウィンドウ]>[次のウィンドウ]の順に選択します。
    [ウィンドウ]>[前のウィンドウ]の順に選択します。
    [ウィンドウ]>[追加のウィンドウ]の順に選択します。
  • The [登録]ダイアログには、次の手順でアクセスできます。

       [ヘルプ]>[Directorについて]の順に選択します。

    次に[ライセンス情報]ボタンをクリックします。

  • ヘルプ]メニューが、このバージョンのさまざまな情報提供項目で更新されました。

  • ツールバー管理の新しい項目が、[表示]メニューに追加されました。

       [表示]>[ツールバー]の順に選択します。

    詳細については、『ユーティリティツール』 の「開発環境」を参照してください。

ツールバー このバージョンでは、exteNd Director開発環境でツールバーを管理するための次の機能が追加されています。

  • [表示]>[ツールバー]メニュー項目の順に選択すると、使用可能なすべてのツールバーを表示/非表示できます。

  • 任意のツールバーを右クリックして、ポップアップメニューにアクセスできます。ポップアップメニューには次の内容が表示されています。

    • 使用可能なすべてのツールバーのリスト(任意のツールバーを表示/非表示できます)

    • 現在のツールバーに[cールバー設定]ダイアログを表示する[設定]コマンド

  • ツールバー設定]ダイアログを使用すると、次のように、選択したツールバーをカスタマイズできます。

    • ツールバーボタンの操作(既存のボタンを移動または削除する、事前設定された複数のカテゴリから追加するボタンを選択する、[その他]カテゴリからセパレータを挿入する)

    • ツールバータブの操作(既存のタブの名前を変更、移動、または削除する、独自のタブを追加する)

      ツールバーは、通常、タブが1つある状態で表示されます。タブが複数あるツールバーは、タブ付きツールバーとして表示されます。

  • メインツールバー(メニューバー下に表示されます)は開発環境のグローバルツールバーです。個々のツールには、その独自のツールバーも(編集ペインに)含めることができます。

    このバージョンでは、メインツールバーにあるボタンのデフォルトのセットが一般g用のため簡略化されています。必要に応じて、ボタンを追加(またはその他のカスタマイズを実行)することができます。

    詳細については、『ユーティリティツール』 の「開発環境」を参照してください。

初期設定 [初期設定]ダイアログ([ツール]>[初期設定]の順に選択してアクセスします)は、次のいくつかの点で強化されました。

  • 統合および再編成されて使用しやすくなった[初期設定]タブ

    • [ファイルタイプ]タブから[ファイルの関連付け]タブに名前を変更

    • [テキスト編集]タブから[編集]タブに名前を変更

    • [省略語]タブを[編集]タブの[省略語]セクションに移動

    • [バックアップ]タブを[編集]タブの[バックアップ]セクションに移動

    • [エディタ設定]タブを[編集]タブの[エディタの関連付け]セクションに移動

    • [Netbeansディレクトリ]タブを[編集]タブの[コードの完成]セクションに移動

    • [XMLの色]タブを[編集]タブの[XMLの色]セクションに移動

  • 新しい[ヘルプドキュメントの場所]設定が、[一般]タブに追加されました。Novell exteNdヘルプシステムへのパスまたはURL(通常はNovellのWebサイト)が指定されます。デフォルト値は、インストール中に確立されます。

  • [一般]タブに[今後このメッセージを表示しない]ダイアログをリセットする新しい設定が追加されました。[リセット]ボタンを押すと、[今後このメッセージを表示しない]チェックボックスがあるすべてのダイアログが再び表示されます。

  • Windowsのカラースキームを使用]設定が[表示]タブに追加されました。Windowsで選択した色をNovell exteNd Director開発環境に適用する場合、この設定をチェックします。開発環境では、デフォルトで独自のカラースキームが使用されます。(この設定を変更する場合は、開発環境を再起動して結果を確認する必要があります。)

  • [作成]タブの[生成されるクラスバージョン]設定(前のコンパイラバージョン設定)のデフォルトがJDK 1.4(またはそれ以上)に変更されました。コンパイルのターゲットを以前のJREバージョン(1.3)にする場合は、この選択を切り替えることができます。

    詳細については、『ユーティリティツール』 の「開発環境」を参照してください。

[新規ファイル]および[新規プロジェクト]ダイアログ [新規ファイル]ダイアログ([ファイル]>[新規作成]>[ファイル]の順に選択してアクセスします)には、次の拡張機能が含まれています。

  • ダイアログの[再編成]タブを使用すると、必要なファイルウィザードを簡単に検索できます。

    たとえば、汎用目的のウィザード(汎用テキスト、HTML、Java、およびJ2EEファイル用)は([J2EE]タブに代わる)[一般]タブに表示されます。

  • 各ファイルウィザードの目的および使用について説明する情報提供テキストが表示されます。

  • 新しいウィザードが追加されています(XMLスキーマファイルウィザードおよびCSSファイルウィザードなど)。

[新規プロジェクト]ダイアログ([ファイル]>[新規作成]>[プロジェクト]の順に選択してアクセスします)には、次の拡張機能が含まれています。

  • 汎用J2EEおよびJavaプロジェクト用の既存のウィザードを整理する[一般]タブが追加されました。

  • 各プロジェクトウィザードの目的および使用について説明する情報提供テキストが表示されます。

    詳細については、『ユーティリティツール』のプロジェクトおよびアーカイブに関する章を参照してください。

製品ディレクトリおよびファイルの変更 exteNd Director開発環境のこのバージョンでは、多数の製品ディレクトリおよびファイルが再編成され、名前が変更されました(ツールセットの統合と改善されたインストールをサポートするため)。注目すべき変更点は次のとおりです。

  • 次のファイルはNovell exteNdの[共通]ディレクトリにあります(通常は、C:\Program Files\Novell\exteNd5\Common)。

    • exteNd製品にインストールされているJRE (Java2ランタイム環境)

    • Product JARおよび付属する標準JAR

    • 次のさまざまなリソース

      • スキーマおよびDTDカタログ

      • CSS分類

      • データベースプロファイル定義(Common\Resources\Preferences\database-profiles.props)

      • レジストリプロファイル定義(Common\Resources\Preferences\registry-profiles.props)

      • サーバプロファイル定義(Common\Resources\Preferences\server-profiles.props)

    • Novell exteNdのWeb Services SDK (WSSDK)

  • 次のファイルはNovell exteNdの[ツール]ディレクトリにあります(通常は、C:\Program Files\Novell\exteNd5\tools)。

    • 次を含むexteNd Director開発環境の実行可能ファイルおよび設定ファイル(tools\bin内)

      • 開発環境を起動するxd.exe (前のxwb.exe)

      • 開発環境を設定するxd.conf (前のxwb.conf)

      • コマンドラインから作成するxdant.exeおよびxdbuild.exe (前のxwbant.exeおよびxwbbuild.exe)

      • 追加設定用のinstall.conf

    • プロジェクトをコンパイルするための製品および標準JARのcompilelibディレクトリ(これらのJARは必要に応じ新しいバージョンに更新されました)

      CA証明書のagrootca.jarファイルはcompilelibディレクトリに含まれています

    • 開発環境で使用するJDBCドライバおよびその他のJARを配置するlib\extディレクトリ

    • 次のさまざまなリソース

      • (いくつかの異なるプロパティファイルの)開発環境の初期設定

      • バージョン制御設定ファイル

    詳細については、『ユーティリティツール』 の「開発環境」を参照してください。

環境変数 exteNd Director開発環境をWindowsにインストールすると、C:\Program Files\Novell\exteNd5\toolsを参照するように環境変数NOVELL_EXTEND_DIRECTOR_DEV_HOMEが作成されます。これは、前のNOVELL_EXTEND_WORKBENCH_HOME (現在は推奨されていませんが、以前のバージョンとの互換性は保持されています)に代わるものです。

前のSILVERSTREAM環境の変数名は使用されません。旧製品をアップグレードする際は、プロジェクトファイル内で([プロジェクト設定]ダイアログを使用して)これらの変数名を置き換える必要があります。

    アップグレードの詳細については、リリースノートを参照してください。

JRE条件 exteNd Director開発環境では、Novell exteNd製品インストールに含まれているJRE (Java2ランタイム環境) のバージョン1.4.2が必要です。(但し、必要に応じ、JRE 1.4.xまたは1.3.xのいずれかに製品をコンパイルするよう選択することもできます。)

    システム要件の詳細については、リリースノートを参照してください。

Jikesコンパイラ Novell exteNd Director開発環境のインストール時に、Jikesコンパイラ (jikes.exe)は提供されません。ただし、Jikesはコンパイラの有効な選択肢のひとつです([初期設定]ダイアログの[作成]タブで指定されます)。Jikesを使用するには、まずjikes.exeを取得し、システムパスに追加する必要があります。

    詳細については、『ユーティリティツール』 の「開発環境」を参照してくださ「。

MySQLサポート The Novell exteNdとともにMySQLをインストールすると、MySQLConnector/Jドライバが自動的に含められます。開発環境からドライバJARファイルへのアクセスが設定されます。

このドライバの使用を開始するには、データベースプロファイルを作成する必要があります([プロファイル]ダイアログの[データベース]タブにアクセスして、[新規作成]をクリックします)。[新規データベースプロファイルを作成する]ダイアログで、JDBCドライバ設定にConnector/Jドライバのクラス名

   com.mysql.jdbc.Driver
を入力します。

    詳細については、『ユーティリティツール』 の「開発環境」を参照してください。

デバッグ exteNdデバッガ(SilverDebugger.exe)は含まれていません。代わりに、[ツール]>[デバッガの起動]の順に選択して、任意でデバッガを実行することができます。デバッガコマンドの入力を求められたら、実行します。

[初期設定]ダイアログの[一般]タブでデフォルトのデバッガコマンドを指定できます。

    詳細については、『ユーティリティツール』 の「開発環境」を参照してください。



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