Server Inventoryのコンポーネントの概要

ZENworks 6.5 Server Inventoryをセットアップする前に、インベントリ機能を実行するときに相互に作用するインベントリコンポーネントについて理解しておく必要があります。

Server Inventoryでは、次のコンポーネントを使用しています。


Inventory Scanner

プラットフォームに依存するScannerによって、インベントリ対象サーバのハードウェアおよびソフトウェアの構成が判断されます。Scannerはインベントリ対象サーバに配置します。インベントリ対象サーバに対してこのScannerを実行すると、インベントリ情報が収集されます。そして、インベントリ情報はインベントリサーバに転送された後、処理されます。

Server Inventoryポリシーを使って、インベントリ対象サーバのスキャンスケジュールを設定し、ハードウェアスキャンをカスタマイズすることができます。Inventory Serviceオブジェクト(Inventory Service_server_name)から、インベントリ情報の場所を指定することができるほか、ソフトウェアディクショナリスナップインを使ってソフトウェアスキャンをカスタマイズすることもできます。

Inventory Scannerに関する詳細については、Inventory Scannerの理解を参照してください。


インベントリサーバ上のインベントリコンポーネント

インベントリサーバコンポーネントによって、インベントリ情報が処理されます。次のコンポーネントは、NetWareおよびWindodwsを搭載したインベントリサーバ上で同じ動作をするJava*プログラムです。


Inventory Database

インベントリデータベースは、インベントリ対象サーバのインベントリ情報のリポジトリです。Server Managementでは、データベースはCIM (Common Information Model)ベースのデータベースであり、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)に実装されます。データベースはSybase、Oracle、またはMS SQLで管理されます。詳細については、インベントリデータベースのセットアップを参照してください。


管理コンソール

管理コンソールには、Novellの管理ツールであるConsoleOneを使用します。これはJavaベースのコンソールで、Server Inventory管理用のスナップインが用意されています。