サーバ管理の理解
Novell ZENworks(R) Server Managementのコンポーネントを使用することにより、ネットワーク上に存在する管理対象サーバとノードを監視、設定、および管理することができます。Novell NetWare(R)サーバおよびWindowsサーバ用のSNMPベースのサーバ管理エージェントは、リアルタイムのサーバパフォーマンスデータおよびサーバのアラームとイベントに関する情報をネットワーク管理コンソールに提供します。Novell ConsoleOneの左ペインにあるアトラスページマップまたは階層リストからサーバやノードを選択することにより、3つの主要なビューの情報にアクセスすることができます。
- ［Console］ビュー: 選択したサーバまたはノードに関する詳細情報を表示します。サーバ設定をドリルダウンすることにより、コンピュータで利用できるデバイス、オペレーティングシステム、およびサービスなど、コンピュータの内部コンポーネントに関する情報を表示することができます。
- ［Summary］ビュー: サーバによって生成されたアラーム、CPU使用率、および使用できるディスク容量など、サーバのパフォーマンスに関する詳細情報を表示します。サーバ設定をドリルダウンして、プロセッサ、スレッド、メモリ、ボリュームなどその他のコンポーネントに関する概要情報を表示することもできます。
- ［Trend］ビュー: トレンドパラメータをグラフに表示し、さまざまな期間におけるサーバの状態を監視できるようにします。トレンドデータを使用することで、サーバの稼働状況を追跡することができます。この結果、潜在的な問題の発生を予測して、今後のサーバ構成の拡張計画を策定することができます。
サーバ管理コンポーネントを使用すると、ネットワーク上のサーバに関する情報を表示できるほか、管理対象のNetWareサーバを設定し、頻繁に使用するコマンドをNovell ConsoleOneから実行することができます。
次の図は、ZENworks Server Managementコンポーネントの機能について示しています。NetWare版Management AgentとWindows版Management Agentがネットワーク全体に導入されています。
この節では次のトピックについて説明し、サーバ管理コンポーネントに関する詳細情報を提供します。