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ツールガイド 05/22/03 08:41:32 |
ユーザがJ2EEアプリケーションを使用できるよう、J2EEサーバにアーカイブを配備します。この章では、Workbenchを使用してJ2EEアーカイブを配備する方法について説明し、次のトピックについて取り扱います。
Workbenchには、次のJ2EEサーバへのアーカイブの配備に対する組み込みサポートがあります。
サポートされたサーババージョンの最新情報については、『リリースノート』を参照してください。
次を使用してWorkbenchで生成されたアーカイブを配備できます。
アプリケーションを開発、テスト、調整する際には、アプリケーションに変更を行い、アプリケーションを再配備しなくてもその結果をただちに確認できるような迅速なターンアラウンドが望まれます。Workbenchでは、「高速配備」を使用することでこの処理が可能になります。単純にWorkbenchの[Deployment Settings]ダイアログボックスでチェックボックスをオンにして、高速配備を指定します( 配備設定の作成を参照)。アプリケーションの配備時には、Workbenchにより、ターゲットサーバのネイティブファイルシステムの配備機能が使用されます。
高速配備は、JSPページ、HTMLページ、イメージ、WEB-INF\libディレクトリ内のJAR、またはWEB-INF\classesディレクトリ内のクラスを使用するWebアプリケーションに加えられた変更に対して最も役立ちます。(WARタグライブラリまたは配備記述子などの)他のアプリケーションコンポーネントを変更した場合、Workbenchにより、自動的に完全配備が実行されます。
高速配備環境の設定の詳細については、
配備設定の作成を参照してください。ターゲットサーバにおけるネイティブファイルシステムの配備の詳細については、
プロジェクト配備時のWorkbenchの動作を参照してください。
Workbenchでは、高速配備機能がアプリケーションサーバベンダでサポートされている場合に限り、この機能を使用できます。高速配備機能をサポートしているJ2EEサーバ、および高速配備できるアーカイブの種類は、次の表のとおりです
。
アプリケーションを完全にテストし、運用環境に配備する準備が整えば、ターゲットサーバの配備設定で高速配備のチェックボックスを「オフ」にすることで、アプリケーションをサーバに配備できます。Workbenchでは、ターゲットサーバのネイティブ配備ツールを使用して、適切な配備ディレクトリにアプリケーションを配備します。
別の手段として、J2EEサーバで提供された配備機能を使用して、Workbenchで生成されたアーカイブをWorkbenchの外部に配備できます。Workbenchで生成されるアーカイブは標準であるため、任意の標準的なJ2EEサーバに配備できます。
Workbenchを使用してJ2EEアーカイブを配備するには、「アーカイブ」に次の要件が必要となります。
J2EE仕様に従って適切に構成されている( アーカイブのコンテンツを参照)
Workbenchで配備を実行する前に、「ユーザ」は次の項目を指定する必要があります。
Workbenchで配備を実行する前に、「Workbench」に次の内容が必要となります。
Novell Application ServerまたはSilverStream Application Serverへの配備時の一時ファイルの書き込み許可。これらのサーバのいずれかに配備する場合、WorkbenchはSilverCmdを呼び出し、ディスク上に一時ファイルを生成します。HOME環境変数を定義していない場合、これらのファイルは、サーバのインストールディレクトリに作成されます。HOME変数を定義した場合は、アクセスおよび書き込みの可能な場所を指す必要があります。各サーバの一時ファイルの場所は、次の表のとおりです。
サーバ |
Home環境変数 |
---|---|
Novell exteNd アプリケーションサーバ |
NOVELL_EXTEND_APPSERVER_HOME\.appsrv |
SilverStream eXtend アプリケーションサーバ |
SILVERSTREAM_HOME\.silverstream |
SunのJ2EE仕様は、配備に対して異なるJ2EEアーカイブをパッケージ化する方法を定義します。配備を行う前に、アーカイブが次の要件を満たしていることを確認してください。次の表では、要件を簡単にまとめます。詳細については、 http://java.sun.com/j2ee/docs.htmlで「J2EE Blueprints」を参照してください
J2EEモジュール |
標準のアーカイブ要件 |
---|---|
Application Client |
次を含むJARファイル
|
EAR |
次を含むEARファイル
|
EJB JAR |
次を含むJARファイル
|
RAR |
次を含むRARファイル |
WAR |
次を含むWARファイル
|
。
各J2EEサーバにはランタイム情報が必要であり、それぞれこの情報に対する独自の形式があります。Workbenchでサポートされた各サーバに必要な配備ドキュメントは、次の表のとおりです。
J2EEサーバ |
アーカイブ |
サーバ配備情報 |
---|---|---|
Novell exteNd アプリケーションサーバ |
CAR (Application Client) |
アーカイブの各タイプで、「配備計画」というXMLベースのドキュメントを使用します。配備計画には、任意のファイル名を指定でき、アーカイブファイル外部の任意の場所に配置できます。各アーカイブタイプのDTDは、サーバにより定義されます。
Workbenchの「配備計画エディタ」を使用して、配備計画を作成して追加できます。
|
EAR |
||
EJB |
||
RAR |
||
WAR |
||
BEA WebLogic |
Application Client |
アーカイブの各タイプ(EARを除く)で、特別なXMLベースのドキュメントが必要となります。EARでは特別な配備ドキュメントは必要ありませんが、EARに含まれる個々のモジュールでは適切なWebLogic配備ドキュメントが必要です。
|
EAR |
||
EJB |
||
RAR |
||
WAR |
||
IBM WebSphere |
Application Client |
アーカイブの各タイプで、1つまたは複数の配備ドキュメントを使用します。
|
EAR |
||
EJB JAR |
||
WAR |
||
Oracle9iAS |
Application Client |
アーカイブの各タイプで、特別なXMLベースのドキュメントが必要となります。
|
EAR |
||
EJB JAR |
||
WAR |
||
SilverStream eXtend アプリケーションサーバ |
CAR (Application Client) |
アーカイブの各タイプで、「配備計画」というXMLベースのドキュメントを使用します。配備計画には、任意のファイル名を指定でき、アーカイブファイル外部の任意の場所に配置できます。各アーカイブタイプのDTDは、サーバにより定義されます。
Workbenchの「配備計画エディタ」を使用して、配備計画を作成して追加できます。
|
EAR |
||
EJB |
||
RAR |
||
WAR |
||
SUN Reference Implementation |
EAR |
META-INF/sun-j2ee-ri.xml
|
Jakarta Tomcat |
WAR |
特別なファイルは必要ありません。 |
Workbenchプロジェクトを配備する前に、プロジェクトの配備設定を定義する必要があります。この配備設定により、プロジェクトの配備を計画しているサーバについての情報が提供されます。
[Project]>[Deployment Settings]の順に選択します。
注記: exteNd Application Serverに配備しており、プロジェクトの現在の配備計画がサーバプロファイルに関連付けられていない場合、サーバプロファイルを指定してから[Deployment Settings]ダイアログボックスを表示するよう求めるメッセージが表示されます。[Edit Server Profiles]ダイアログボックスでサーバプロファイルを指定してから、引き続き配備設定を指定します。
[Server Profiles]タブで、次の情報を指定します。
オプション |
操作内容 |
---|---|
Profile name |
リストからサーバプロファイルを選択するか、[Add]をクリックして新しいプロファイルを作成します。
|
Save this profile as default |
このオプションを選択すると、新しいプロジェクトで現在のサーバプロファイルがデフォルトのプロファイルになります。 |
User name and Password |
セキュリティ保護されたサーバを使用している場合は、[User name]テキストボックスおよび[Password]テキストボックスに、サーバの認証されたユーザ名およびパスワードを入力します。 |
高速配備をサポートしているサーバで、次のオプションを指定します。
オプション |
操作内容 |
---|---|
Enable Rapid Deployment |
高速配備機能を使用してアーカイブを配備する場合、このチェックボックスをオンにします。運用配備を行う場合は、このチェックボックスをオフにします。 「実行される処理」 — このチェックボックスをオンにすると、Workbenchにより、サーバプロファイルで指定した高速配備ディレクトリにファイルが書き込まれます。 注記: サーバプロファイルで高速配備ディレクトリを設定していない場合は、これを設定するよう求められます。このディレクトリは、サーバで配備ファイルを書き込むディスク上の場所になり、アプリケーションサーバベンダにより定義されます。多数のサーバで、特定のディレクトリが必要となります。リストについては、 サーバプロファイルを参照してください。 「その他の処理」 — Workbenchにより、今後の高速配備で配備領域への更新内容が管理されます。サーバの高速配備を直接使用している場合に必要な手動による操作を行う必要はありません。 「使用時」 — アプリケーション開発サイクルの開発/テスト/調整の段階で高速配備を使用します。アプリケーションを運用環境に配備する際には、このオプションを使用しないでください。
|
Novell exteNd アプリケーションサーバについては、次のオプションを指定します。
オプション |
操作内容 |
---|---|
Deployment Plan |
配備計画のファイル名およびディスクの場所を指定します。 |
Overwrite existing deployment |
タイプと名前が同じである以前に配備したオブジェクトを現在の配備で上書きする場合、このチェックボックスをオンにします。 このチェックボックスがオフで、同じ名前とタイプのオブジェクトがサーバ上ですでに存在する場合、配備は失敗します。 |
Verbosity |
表示する情報メッセージのレベルを指定します。 値の範囲は0 (メッセージなし)から5 (最多のメッセージ)です。 |
Ignore JSP compile errors |
WARおよびWARを含むEARにのみ適用します。 配備でJSPページのコンパイル時にエラーをすべて無視し、正常に作成する項目のみを配備する場合に、このチェックボックスをオンにします。 このチェックボックスがオフの場合、コンパイルエラーが発生し、配備は失敗します。 |
SilverCmd Flags |
(オプション)配備コマンドのコマンドライン引数を指定します。
複数の引数を指定する場合、区切り文字としてスペースを使用します。VM引数を渡す場合、次のようにその引数の前に+を付ける必要があります。 +Xmx256 ここに入力した値はすべて、Workbenchで構成される配備コマンドの最後に追加されます。 |
BEA WebLogic Serverについては、次のオプションを指定します
。
IBM WebSphere Serverについては、次のオプションを指定します。
Oracle9iAS Serverについては、次のオプションを指定します。
SilverStream eXtendアプリケーションサーバについては、次のオプションを指定します。
オプション |
操作内容 |
---|---|
SilverStream Deployment Plan |
配備計画のファイル名およびディスクの場所を指定します。 |
Overwrite existing deployment |
タイプと名前が同じである以前に配備したオブジェクトを現在の配備で上書きする場合、このチェックボックスをオンにします。 このチェックボックスがオフで、同じ名前とタイプのオブジェクトがサーバ上ですでに存在する場合、配備は失敗します。 |
Verbosity |
表示する情報メッセージのレベルを指定します。 値の範囲は0 (メッセージなし)から5 (最多のメッセージ)です。 |
Ignore JSP compile errors |
WARおよびWARを含むEARにのみ適用します。 配備でJSPページのコンパイル時にエラーをすべて無視し、正常に作成する項目のみを配備する場合に、このチェックボックスをオンにします。 このチェックボックスがオフの場合、コンパイルエラーが発生し、配備は失敗します。 |
SilverCmd Flags |
(オプション)配備コマンドのコマンドライン引数を指定します。
複数の引数を指定する場合、区切り文字としてスペースを使用します。VM引数を渡す場合、次のようにその引数の前に+を付ける必要があります。 +Xmx256 ここに入力した値はすべて、Workbenchで構成される配備コマンドの最後に追加されます。 |
[OK]を選択してプロジェクトファイルで配備設定を保存します。
または
[Deploy]を選択してプロジェクトファイルで配備設定を保存し、アーカイブを配備します。
[Deploy]を選択してユーザ名を指定した場合、配備を続行する前にパスワードを入力するよう求められます。
配備するアーカイブはすべて、Workbenchプロジェクトで定義する必要があります。別のIDEを使用してアーカイブを作成した場合、Workbenchプロジェクトを作成してからそのアーカイブを配備する必要があります。
適切な形式でサーバ固有の配備情報およびターゲットサーバの場所を指定していることを確認してください。
詳細については、
サーバ配備情報を参照してください。
詳細については、
配備設定の作成を参照してください。
[Project]>[Deploy Archive]の順に選択します。
はじめて[Project]>[Deploy Archive]の順に選択する際には、サーバプロファイルのリストからサーバプロファイルを選択する必要があります。サーバプロファイルをまだ作成していない場合は、サーバプロファイルのダイアログボックスで[New]を使用して作成します。
プロジェクトを配備すると、Workbenchは配備設定を使用してJ2EEサーバを決定します。その後、次のように動作します。
Workbenchは、 Javaファイルをコンパイルしてアーカイブを作成します(JSPファイルは、配備時、またはブラウザからのURL呼び出し時にコンパイルされます)。
コンパイルが成功すると、Workbenchはターゲットサーバに対して適切な配備コマンドを呼び出します。
各サーバで呼び出される配備コマンドは、次の表のとおりです。
Workbenchにより、[Output]ペインの[Deploy]タブにステータス(成功または失敗)を示すメッセージ、あるいは警告やエラーメッセージが表示されます。
Web ServiceウィザードまたはjBroker\xaa Webディレクトリを使用して、WorkbenchでWebサービスを作成すると、(HTTP SOAPリクエストから) Webサービスへのアクセスを処理するサーブレットが生成されます。結果として、WARでは、配備するWebサービス(WARにつき1つまたは複数)を、実行場所であるJ2EEサーバにパッケージ化する必要があります。
この章の前に説明したように、通常の方法でそのWARを配備します。さらに、jBroker Webで必要な次のアーカイブにランタイムでアクセスできることを確認します。
XMLベースのRPCおよびSOAP処理のためのJava APIクラスを含むjaxrpc-api.jarおよびsaaj-api.jar
WARで「SOAPメッセージハンドラ」(高度なJAR-RPC機能)を使用する場合、activation.jar、commons-logging.jar、dom4j.jar、jaxp-api.jar、およびsaaj-ri.jarというアーカイブも必要です。
このアクセスの設定方法は、使用するJ2EEサーバのタイプに応じて異なります。
次のいずれかのサーバに配備する場合、必要なJARをサーバのクラスパスに追加する必要があります(クラスパスへの追加の詳細については、ご使用のサーバのマニュアルを参照してください)。
Novell exteNd アプリケーションサーバまたはSilverStream eXtend アプリケーションサーバに配備する場合、WARのWEB-INF/libディレクトリにJARを含めれば、必要なJARをサーバのクラスパスに追加する必要はありません。WARに必要なJARを含めない場合は、サーバのAGCLASSPATH環境変数にJARを追加するか、classpathJars配備計画要素でJARを指定する必要があります(AGCLASSPATHおよびclasspathJarsの詳細については、ご使用のサーバのヘルプを参照してください)。
Workbenchのcompilelibディレクトリからコピーして、必要なJARを取得できます。
配備サーバに応じて、Workbench内から、配備したアーカイブを無効にしたり、サーバから削除したりすることができます。
Workbenchでは、配備解除は直接実行されませんが、この機能を実行するサーバ機能が呼び出されます。そのため、サーバでアーカイブの削除はサポートされているが、無効化はサポートされていない場合などは、Workbenchからアーカイブを削除することはできますが、無効にすることはできません。
一般的に、アーカイブを無効にすると、ファイルはサーバに残りますが使用不可能となり、アーカイブを削除すると、ファイルはサーバから物理的に削除されます。ただし、Workbenchでは単にサーバの配備解除機能を実行しているため、実行される正確な処理はサーバにより異なります。たとえば、高速配備によって配備されたアプリケーションを配備解除しても、配備ディレクトリが削除されたり、配備ディレクトリの名前が変更されたりするとは限りません。サーバで、単にメタデータからアプリケーションの参照のみが削除された場合も考えられます。アーカイブの配備解除時に実行される正確な処理の詳細については、サーバのマニュアルを参照してください。
Workbenchでサポートされているサーバの配備解除サポートは、次のとおりです。
プロジェクトを開いた状態で、[Project]>[Undeploy Archive]の順に選択します。
注記: 配備サーバで配備解除機能が装備されていない場合は、メニュー項目が無効になります。
プロジェクトの配備設定で指定したサーバのタイプによって、表示されるダイアログボックスが異なります。
アーカイブが、無効化または削除されます。[Output]ペインの[Deploy]タブでWorkbenchで発行されるコマンドを表示できます。
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ツールガイド 05/22/03 08:41:32 |
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