exteNd Workbench 4.1
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第3章    アーカイブの配備

ユーザがJ2EEアプリケーションを使用できるよう、J2EEサーバにアーカイブを配備します。この章では、Workbenchを使用してJ2EEアーカイブを配備する方法について説明し、次のトピックについて取り扱います。

 
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WorkbenchでサポートされたJ2EEサーバ

Workbenchには、次のJ2EEサーバへのアーカイブの配備に対する組み込みサポートがあります。

サーバ

サーバのアーカイブのサポート

Novell exteNd アプリケーションサーバ

Application Client、EAR、EJB JAR、RAR、およびWARを直接配備できます。

BEA WebLogic

Application Client、EAR、EJB JAR、RAR、およびWARを直接配備できます。

IBM WebSphere

EARを直接配備できます。

Workbenchでは、任意のアーカイブタイプを開発できます。配備時には、WorkbenchでアーカイブがEARとして再パッケージ化されます。

Workbenchでは、標準のサーバに限りローカル配備がサポートされています。

Oracle9iAS

EARを直接配備できます。

Workbenchでは、任意のアーカイブタイプを開発できます。配備時には、WorkbenchでアーカイブがEARとして再パッケージ化されます。

EARでApplication Clientを手動で折り返す必要があります。

SilverStream eXtend アプリケーションサーバ

Application Client、EAR、EJB JAR、RAR、およびWARを直接配備できます。

SUN RI (Reference Implementation)

EARを直接配備できます。

SUN RI 1.3以前のバージョンでは、他のアーカイブタイプをEARに再パッケージ化してから、配備する必要があります。

SUN RIバージョン1.3では、WorkbenchによりWARがEARに自動的にパッケージ化されます。

Jakarta Tomcat

WARを直接配備できます。

For more information    サポートされたサーババージョンの最新情報については、『リリースノート』を参照してください。

 
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Workbench配備タイプ

次を使用してWorkbenchで生成されたアーカイブを配備できます。

Workbench 高速配備

アプリケーションを開発、テスト、調整する際には、アプリケーションに変更を行い、アプリケーションを再配備しなくてもその結果をただちに確認できるような迅速なターンアラウンドが望まれます。Workbenchでは、「高速配備」を使用することでこの処理が可能になります。単純にWorkbenchの[Deployment Settings]ダイアログボックスでチェックボックスをオンにして、高速配備を指定します( 配備設定の作成を参照)。アプリケーションの配備時には、Workbenchにより、ターゲットサーバのネイティブファイルシステムの配備機能が使用されます。

高速配備は、JSPページ、HTMLページ、イメージ、WEB-INF\libディレクトリ内のJAR、またはWEB-INF\classesディレクトリ内のクラスを使用するWebアプリケーションに加えられた変更に対して最も役立ちます。(WARタグライブラリまたは配備記述子などの)他のアプリケーションコンポーネントを変更した場合、Workbenchにより、自動的に完全配備が実行されます。

For more information    高速配備環境の設定の詳細については、 配備設定の作成を参照してください。ターゲットサーバにおけるネイティブファイルシステムの配備の詳細については、 プロジェクト配備時のWorkbenchの動作を参照してください。

Workbenchでは、高速配備機能がアプリケーションサーバベンダでサポートされている場合に限り、この機能を使用できます。高速配備機能をサポートしているJ2EEサーバ、および高速配備できるアーカイブの種類は、次の表のとおりです

サーバ

EAR

WAR

EJB

CAR

RAR

Novell exteNd アプリケーションサーバ (5.0以降)

不可

不可

不可

BEA WebLogic

不可

不可

IBM WebSphere

不可

不可

Jakarta Tomcat

不可

不可

不可

不可

Oracle9iAS

不可

不可

SilverStream eXtend アプリケーションサーバ (3.7.2)

不可

不可

不可

不可

SilverStream eXtend アプリケーションサーバ (3.7.x、3.7.3以降)

不可

不可

SilverStream eXtend アプリケーションサーバ (4.0以降)

不可

不可

不可

Sun Reference Implementation

不可

不可

不可

不可

Workbench 運用配備

アプリケーションを完全にテストし、運用環境に配備する準備が整えば、ターゲットサーバの配備設定で高速配備のチェックボックスを「オフ」にすることで、アプリケーションをサーバに配備できます。Workbenchでは、ターゲットサーバのネイティブ配備ツールを使用して、適切な配備ディレクトリにアプリケーションを配備します。

Workbench以外のツール

別の手段として、J2EEサーバで提供された配備機能を使用して、Workbenchで生成されたアーカイブをWorkbenchの外部に配備できます。Workbenchで生成されるアーカイブは標準であるため、任意の標準的なJ2EEサーバに配備できます。

 
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Workbenchを使用したJ2EEアーカイブの配備

Workbenchを使用してJ2EEアーカイブを配備するには、「アーカイブ」に次の要件が必要となります。

Workbenchで配備を実行する前に、「ユーザ」は次の項目を指定する必要があります。

Workbenchで配備を実行する前に、「Workbench」に次の内容が必要となります。

 
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アーカイブのコンテンツ

SunのJ2EE仕様は、配備に対して異なるJ2EEアーカイブをパッケージ化する方法を定義します。配備を行う前に、アーカイブが次の要件を満たしていることを確認してください。次の表では、要件を簡単にまとめます。詳細については、 http://java.sun.com/j2ee/docs.htmlで「J2EE Blueprints」を参照してください

J2EEモジュール

標準のアーカイブ要件

Application Client

次を含むJARファイル

  • Application Clientを実装するJavaクラス

  • JARの/META-INFディレクトリにある配備記述子application-client.xml

  • Main-Classエントリを持つマニフェストファイル

For more information    詳細については、オンライン『参照』の「 J2EE配備記述子DTD」を参照してください。

EAR

次を含むEARファイル

  • コンポーネントのアーカイブファイル(EJB JARファイル、WARファイル、およびApplication Client JARファイルなど)。各コンポーネントには、独自の配備記述子が必要です。

  • EARの/META-INFディレクトリにあるEARに対する配備記述子application.xml

For more information    詳細については、オンライン『参照』の「 J2EE配備記述子DTD」を参照してください。

EJB JAR

次を含むJARファイル

  • Bean実装クラス、リモートインタフェースおよびホームインタフェース、プライマリキークラス(必要な場合)、およびその他のユーティリティクラス

  • JARの/META-INFディレクトリにある配備記述子ejb-jar.xml

For more information    詳細については、オンライン『参照』の「 J2EE配備記述子DTD」を参照してください。

RAR

次を含むRARファイル

  • リソースアダプタの実装に必要なクラス

  • JARの/META-INFディレクトリにある配備記述子ra.xml

WAR

次を含むWARファイル

  • JSPソースファイル、Webサービス、サーブレットクラス、その他のサポートJavaコンポーネント、HTMLドキュメント、イメージ、およびアプリケーションに必要なその他のファイル

  • WARの/WEB-INFディレクトリにある配備記述子web.xml

  • WARの/WEB-INF/classesディレクトリにあるヘルパクラス

  • WARの/WEB-INF/libディレクトリにあるヘルパライブラリ

For more information    詳細については、オンライン『参照』の「 J2EE配備記述子DTD」を参照してください。

サーバ配備情報

各J2EEサーバにはランタイム情報が必要であり、それぞれこの情報に対する独自の形式があります。Workbenchでサポートされた各サーバに必要な配備ドキュメントは、次の表のとおりです。

J2EEサーバ

アーカイブ

サーバ配備情報

Novell exteNd アプリケーションサーバ

CAR (Application Client)

アーカイブの各タイプで、「配備計画」というXMLベースのドキュメントを使用します。配備計画には、任意のファイル名を指定でき、アーカイブファイル外部の任意の場所に配置できます。各アーカイブタイプのDTDは、サーバにより定義されます。

For more information    詳細については、オンライン『参照』の「 配備計画DTD」を参照してください。

Workbenchの「配備計画エディタ」を使用して、配備計画を作成して追加できます。

For more information    詳細については、 配備計画エディタを参照してください。

EAR

EJB

RAR

WAR

BEA WebLogic

Application Client

アーカイブの各タイプ(EARを除く)で、特別なXMLベースのドキュメントが必要となります。EARでは特別な配備ドキュメントは必要ありませんが、EARに含まれる個々のモジュールでは適切なWebLogic配備ドキュメントが必要です。

For more information詳細については、WebLogicのマニュアルを参照してください。

EAR

EJB

RAR

WAR

IBM WebSphere

Application Client

アーカイブの各タイプで、1つまたは複数の配備ドキュメントを使用します。

For more information    詳細については、WebSphereのマニュアルを参照してください。

EAR

EJB JAR

WAR

Oracle9iAS

Application Client

アーカイブの各タイプで、特別なXMLベースのドキュメントが必要となります。

For more information    詳細については、Oracle9iASのマニュアルを参照してください。

EAR

EJB JAR

WAR

SilverStream eXtend アプリケーションサーバ

CAR (Application Client)

アーカイブの各タイプで、「配備計画」というXMLベースのドキュメントを使用します。配備計画には、任意のファイル名を指定でき、アーカイブファイル外部の任意の場所に配置できます。各アーカイブタイプのDTDは、サーバにより定義されます。

For more information    詳細については、オンライン『参照』の「 配備計画DTD」を参照してください。

Workbenchの「配備計画エディタ」を使用して、配備計画を作成して追加できます。

For more information    詳細については、 配備計画エディタを参照してください。

EAR

EJB

RAR

WAR

SUN Reference Implementation

EAR

META-INF/sun-j2ee-ri.xml

For more information    詳細については、オンライン『参照』の「 J2EE RIランタイム配備記述子DTD」を参照してください。

Jakarta Tomcat

WAR

特別なファイルは必要ありません。

 
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配備設定の作成

Workbenchプロジェクトを配備する前に、プロジェクトの配備設定を定義する必要があります。この配備設定により、プロジェクトの配備を計画しているサーバについての情報が提供されます。

Procedure 配備設定を作成する

  1. Project]>[Deployment Settings]の順に選択します。

    注記:   exteNd Application Serverに配備しており、プロジェクトの現在の配備計画がサーバプロファイルに関連付けられていない場合、サーバプロファイルを指定してから[Deployment Settings]ダイアログボックスを表示するよう求めるメッセージが表示されます。[Edit Server Profiles]ダイアログボックスでサーバプロファイルを指定してから、引き続き配備設定を指定します。

  2. Server Profiles]タブで、次の情報を指定します。

    オプション

    操作内容

    Profile name

    リストからサーバプロファイルを選択するか、[Add]をクリックして新しいプロファイルを作成します。

    For more information    サーバプロファイルの詳細については、 サーバプロファイルを参照してください。

    Save this profile as default

    このオプションを選択すると、新しいプロジェクトで現在のサーバプロファイルがデフォルトのプロファイルになります。

    User name and Password

    セキュリティ保護されたサーバを使用している場合は、[User name]テキストボックスおよび[Password]テキストボックスに、サーバの認証されたユーザ名およびパスワードを入力します。

  3. Deployment Info]タブを選択します。

  4. 高速配備をサポートしているサーバで、次のオプションを指定します。

    オプション

    操作内容

    Enable Rapid Deployment

    高速配備機能を使用してアーカイブを配備する場合、このチェックボックスをオンにします。運用配備を行う場合は、このチェックボックスをオフにします。

    実行される処理」 — このチェックボックスをオンにすると、Workbenchにより、サーバプロファイルで指定した高速配備ディレクトリにファイルが書き込まれます。

    注記:   サーバプロファイルで高速配備ディレクトリを設定していない場合は、これを設定するよう求められます。このディレクトリは、サーバで配備ファイルを書き込むディスク上の場所になり、アプリケーションサーバベンダにより定義されます。多数のサーバで、特定のディレクトリが必要となります。リストについては、 サーバプロファイルを参照してください。

    その他の処理」 — Workbenchにより、今後の高速配備で配備領域への更新内容が管理されます。サーバの高速配備を直接使用している場合に必要な手動による操作を行う必要はありません。

    使用時」 — アプリケーション開発サイクルの開発/テスト/調整の段階で高速配備を使用します。アプリケーションを運用環境に配備する際には、このオプションを使用しないでください。

    For more information    高速配備、および各サーバによるこの機能のサポートと特別な要件の詳細については、 プロジェクト配備時のWorkbenchの動作を参照してください。

  5. サーバ固有の情報を指定します。

    Novell exteNd アプリケーションサーバについては、次のオプションを指定します。

    オプション

    操作内容

    Deployment Plan

    配備計画のファイル名およびディスクの場所を指定します。

    Overwrite existing deployment

    タイプと名前が同じである以前に配備したオブジェクトを現在の配備で上書きする場合、このチェックボックスをオンにします。

    このチェックボックスがオフで、同じ名前とタイプのオブジェクトがサーバ上ですでに存在する場合、配備は失敗します。

    Verbosity

    表示する情報メッセージのレベルを指定します。

    値の範囲は0 (メッセージなし)から5 (最多のメッセージ)です。

    Ignore JSP compile errors

    WARおよびWARを含むEARにのみ適用します。

    配備でJSPページのコンパイル時にエラーをすべて無視し、正常に作成する項目のみを配備する場合に、このチェックボックスをオンにします。

    このチェックボックスがオフの場合、コンパイルエラーが発生し、配備は失敗します。

    SilverCmd Flags

    (オプション)配備コマンドのコマンドライン引数を指定します。

    For more information    実行する配備コマンドの詳細については、 プロジェクト配備時のWorkbenchの動作を参照してください。

    複数の引数を指定する場合、区切り文字としてスペースを使用します。VM引数を渡す場合、次のようにその引数の前に+を付ける必要があります。

      +Xmx256
    

    ここに入力した値はすべて、Workbenchで構成される配備コマンドの最後に追加されます。

    BEA WebLogic Serverについては、次のオプションを指定します

    オプション

    操作内容

    WebLogic Application Name

    アプリケーションの配備名を指定します。高速配備の場合、この配備名は、配備ディレクトリ下のディレクトリ名になります。

    Workbenchでは、デフォルトでプロジェクト名になります。

    Generate Targets

    このボタンを選択すると、サーバプロファイルで指定したターゲットサーバに配備するコンポーネントのリストが自動的に作成されます。リストは[Components and Targets]テキストボックスに表示されます。

    Components and Targets

    次のいずれかを実行します。

    • [Generate Targets]ボタンの選択時に作成された値を受け入れる。

    • [Generate Targets]ボタンの選択時に作成された値を編集する。

    • 適切なWebLogic構文を使用して、コンポーネント名およびターゲットサーバを手動で入力する。

    Deployment options

    次のオプションから1つ選択します。

    • deploy] — アプリケーションを配備します。アプリケーションをはじめて配備する場合、このオプションを使用します。高速配備のチェックボックスをオンにしている場合、このオプションで高速配備が実行されます。それ以外の場合は、運用配備が実行されます。

    • update] — 配備済みのアプリケーションを更新します。あらゆる再配備、すでに配備したアーカイブの更新に対して、または無効なアプリケーションを有効にする場合に、このオプションを使用します(一部のサーババージョンでは使用できません)。

    • undeploy] — アプリケーションを無効にし、オプションで削除します。

    • list] — 現在のプロジェクトのサーバプロファイルで指定したサーバにある配備済みアプリケーションをすべてリストで表示します。

    • user defined] — WebLogicコマンドを指定できます。この値が指定されている場合、Workbenchにより、[WebLogic options]テキストフィールド(次を参照)で指定したコマンドのみが使用されます。

    JVM options

    スペースによってオプションを区切り、サーバのJVMに対するコマンドライン引数を指定します。

    これらの値は、Workbenchで構成された配備コマンドの最後に追加されます。

    WebLogic options

    スペースを使用してオプションを区切り、サーバ固有のオプションを指定します。次のように、WebLogic Serverで実行するアクションの完全なコマンドを指定する必要があります。

      -unprepare -name War23
    

    ([Deployment options]で)[user defined]が選択されていることを確認してください。選択されていない場合、Workbenchでこのテキストボックスに入力した値が無視されます。

    これらの値は、Workbenchで構成された配備コマンドの最後に追加されます。

    Workbenchではエラーはチェックされませんが、サーバにより返されたエラーメッセージはWorkbenchのメッセージ領域に表示されます。

    debug

    WebLogic配備ツールで生成されたデバッグ情報を表示する場合、このオプションを選択します。

    IBM WebSphere Serverについては、次のオプションを指定します。

    オプション

    操作内容

    Node Name

    インストール先となる標準のサーバノードの名前を指定します。

    JVM options

    サーバのJVMのコマンドライン引数を指定します。

    複数の引数を指定する場合、区切り文字としてスペースを使用します。

    ここに入力した値は、Workbenchで構成される配備コマンドの最後に追加されます。

    WebSphere options

    スペースを使用してオプションを区切り、サーバ固有のオプションを指定します。

    これらの値は、Workbenchで構成された配備コマンドの最後に追加されます。

    Workbenchではエラーはチェックされませんが、サーバにより返されたエラーメッセージはWorkbenchのメッセージ領域に表示されます。

    Precompile JSP

    JSPページをプリコンパイルしてからサーバに配備する場合、このチェックボックスをオン(真)にします。

    Oracle9iAS Serverについては、次のオプションを指定します。

    オプション

    操作内容

    Deployment Name

    アプリケーションの配備名を指定します。

    Target Path

    配備先となるサーバのパスを指定します。

    JVM options

    サーバのJVMのコマンドライン引数を指定します。

    複数の引数を指定する場合、区切り文字としてスペースを使用します。

    ここに入力した値は、Workbenchで構成される配備コマンドの最後に追加されます。

    OC4J options

    スペースを使用してオプションを区切り、サーバ固有のオプションを指定します。

    これらの値は、Workbenchで構成された配備コマンドの最後に追加されます。

    Workbenchではエラーはチェックされませんが、サーバにより返されたエラーメッセージはWorkbenchのメッセージ領域に表示されます。

    Website Name

    このアプリケーションの作成先となるWebサイトの名前を含むOC4J web-site.xmlファイルの名前を指定します。

    SilverStream eXtendアプリケーションサーバについては、次のオプションを指定します。

    オプション

    操作内容

    SilverStream Deployment Plan

    配備計画のファイル名およびディスクの場所を指定します。

    Overwrite existing deployment

    タイプと名前が同じである以前に配備したオブジェクトを現在の配備で上書きする場合、このチェックボックスをオンにします。

    このチェックボックスがオフで、同じ名前とタイプのオブジェクトがサーバ上ですでに存在する場合、配備は失敗します。

    Verbosity

    表示する情報メッセージのレベルを指定します。

    値の範囲は0 (メッセージなし)から5 (最多のメッセージ)です。

    Ignore JSP compile errors

    WARおよびWARを含むEARにのみ適用します。

    配備でJSPページのコンパイル時にエラーをすべて無視し、正常に作成する項目のみを配備する場合に、このチェックボックスをオンにします。

    このチェックボックスがオフの場合、コンパイルエラーが発生し、配備は失敗します。

    SilverCmd Flags

    (オプション)配備コマンドのコマンドライン引数を指定します。

    For more information    実行する配備コマンドの詳細については、 プロジェクト配備時のWorkbenchの動作を参照してください。

    複数の引数を指定する場合、区切り文字としてスペースを使用します。VM引数を渡す場合、次のようにその引数の前に+を付ける必要があります。

      +Xmx256
    

    ここに入力した値はすべて、Workbenchで構成される配備コマンドの最後に追加されます。

  6. OK]を選択してプロジェクトファイルで配備設定を保存します。

    または

    Deploy]を選択してプロジェクトファイルで配備設定を保存し、アーカイブを配備します。

    Deploy]を選択してユーザ名を指定した場合、配備を続行する前にパスワードを入力するよう求められます。

Procedure Workbenchプロジェクトを配備する

  1. Workbenchプロジェクトを開きます。

    配備するアーカイブはすべて、Workbenchプロジェクトで定義する必要があります。別のIDEを使用してアーカイブを作成した場合、Workbenchプロジェクトを作成してからそのアーカイブを配備する必要があります。

  2. 適切な形式でサーバ固有の配備情報およびターゲットサーバの場所を指定していることを確認してください。

    For more information    詳細については、 サーバ配備情報を参照してください。

  3. プロジェクトの配備設定を定義します。

    For more information    詳細については、 配備設定の作成を参照してください。

  4. Project]>[Deploy Archive]の順に選択します。

    はじめて[Project]>[Deploy Archive]の順に選択する際には、サーバプロファイルのリストからサーバプロファイルを選択する必要があります。サーバプロファイルをまだ作成していない場合は、サーバプロファイルのダイアログボックスで[New]を使用して作成します。

 
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プロジェクト配備時のWorkbenchの動作

プロジェクトを配備すると、Workbenchは配備設定を使用してJ2EEサーバを決定します。その後、次のように動作します。

  1. Workbenchは、 Javaファイルをコンパイルしてアーカイブを作成します(JSPファイルは、配備時、またはブラウザからのURL呼び出し時にコンパイルされます)。

  2. コンパイルが成功すると、Workbenchはターゲットサーバに対して適切な配備コマンドを呼び出します。

    各サーバで呼び出される配備コマンドは、次の表のとおりです。

    サーバ

    アーカイブ

    配備コマンドの説明

    Novell exteNd アプリケーションサーバ

    CAR

    標準/運用配備」 - SilverCmd DeployCAR

    高速配備」 - CARではサポートされていません。

    EAR

    標準/運用配備」 - SilverCmd DeployEAR

    注記:   EAR内から個別のモジュールを配備するには、SilverCmdフラグとして-mオプションを渡します。

    高速配備」 - EARでのWARの高速配備がサポートされています。この動作は、次のとおりです。

    • EAR内でJSPページ、HTMLページ、CLASSファイル、またはWARのJARファイルが変更された場合、WorkbenchはサーバのJSP/FS配備を呼び出します。

    • (EAR配備計画、EAR配備記述子、EJBアーカイブ、クライアントアーカイブ、WAR配備計画、またはWARタグライブラリなど) EARの他のファイルが変更された場合、Workbenchは標準/運用配備を呼び出します。

    • Workbenchは、今後の高速配備で配備領域への更新内容を管理します(その結果、ユーザが、サーバの高速配備を直接使用している場合に必要な手動による操作を行う必要はありません)。

    EJB JAR

    標準/運用配備」 - SilverCmd DeployEJB

    高速配備」 - EJBではサポートされていません。


    WAR

    標準/運用配備」 - SilverCmd DeployWAR

    高速配備」 - JSP/FS

    JSP/FSプロセス中の動作は、次のとおりです。

    • Workbenchは、サーバの/webapps/DBname/URLディレクトリでWARファイルを展開します。

      DBnameは、ファイルシステムに配備されたアプリケーションを含むデータベースの名前、URLは、アプリケーションの配備計画で指定されたURLです(複数のURLを指定した場合は、最初のURLが使用されます)。

    • Workbenchは、今後の高速配備で配備領域への更新内容を管理します(その結果、ユーザが、RELOADファイルの作成といった、サーバの高速配備を直接使用している場合に必要な手動による操作を行う必要はありません)。

    • 高速配備を指定すると、Workbenchは<deployToFileSystem>属性を自動的に更新します。

    BEA WebLogic

    サポートされたアーカイブすべて

    標準/運用配備」 - weblogic.deployまたはweblogic.deployer (サーバのバージョンにより異なる)

    高速配備」 - Workbenchは、サーバのネイティブユーティリティを使用して、EAR、EJB、およびWARの高速配備を実現します。Workbenchで高速配備を実行する前に、WebLogic管理コンソールでWebLogic自動配備を有効にする必要があります。自動配備の設定の詳細については、WebLogicのマニュアルを参照してください。

    • 高速配備中に、Workbenchは、ユーザ指定の配備ディレクトリに変更済みファイルをコピーし、REDEPLOYファイルを処理します。

    IBM WebSphere

    サポートされたアーカイブすべて

    標準/運用配備」 - seappinstall

    高速配備」 - Workbenchは、ユーザ指定の配備ディレクトリに変更済みファイルをコピーします。

    • はじめて配備を行う際には、標準の配備プロセスを実行する必要があります。高速配備機能は、その後の配備で使用できます。

    • EARの変更時に、WAR配備記述子、TLDファイル、またはWARのWEB-INF\libやWEB-INF\classesに保存されたファイルを変更した場合、これらの変更内容を確認するには、サーバを再起動する必要があります。

    • EAR内でアーカイブのファイルを削除した場合、次の手順を実行する必要があります。

    1. サーバを停止する。

    2. 次の場所からクラスを削除する。

      WebSphereinstalldir\AppServer\temp\machine_name\Default_Server\applicationname

    3. サーバを再起動する。

    Oracle9iAS

    サポートされたアーカイブすべて

    標準/運用配備」 - admin.jar

    高速配備」 - Workbenchは、ユーザ指定の配備ディレクトリに変更済みファイルをコピーします。

    • はじめて配備を行う際には、標準の配備プロセスを実行する必要があります。高速配備機能は、その後の配備で使用できます。

    • EARの高速配備では、指定の配備ディレクトリは、サーバの\applicationsディレクトリでなければなりません。

    • EARの更新時に、WAR配備記述子、TLDファイル、またはWARのWEB-INF\libやWEB-INF\classesに保存されたファイルを変更した場合、これらの変更内容を確認するには、サーバを再起動する必要があります。

    SilverStream eXtend アプリケーションサーバ

    CAR

    標準/運用配備」 - SilverCmd DeployCAR

    高速配備」 - CARではサポートされていません。

    EAR

    標準/運用配備」 - SilverCmd DeployEAR

    注記:   EAR内から個別のモジュールを配備するには、SilverCmdフラグとして-mオプションを渡します。

    高速配備」 - 高速配備は、バージョン3.7.3以降のEARでサポートされています。EARでのWARの高速配備がサポートされています。この動作は、次のとおりです。

    • EAR内でJSPページ、HTMLページ、CLASSファイル、またはWARのJARファイルが変更された場合、WorkbenchはサーバのJSP/FS配備を呼び出します。

    • (EAR配備計画、EAR配備記述子、EJBアーカイブ、クライアントアーカイブ、WAR配備計画、またはWARタグライブラリなど) EARの他のファイルが変更された場合、Workbenchは標準/運用配備を呼び出します。

    • Workbenchは、今後の高速配備で配備領域への更新内容を管理します(その結果、ユーザが、サーバの高速配備を直接使用している場合に必要な手動による操作を行う必要はありません)。

    EJB JAR

    標準/運用配備」 - SilverCmd DeployEJB

    高速配備」 - SilverCmd QuickDeployEJB (3.7.xのみ)

    • はじめて配備を行う際には、標準の配備プロセスを実行する必要があります。高速配備機能は、その後の配備で使用できます。


    WAR

    標準/運用配備」 - SilverCmd DeployWAR

    バージョン3.7.3以降の高速配備」 - JSP/FS

    JSP/FSプロセス中の動作は、次のとおりです。

    • Workbenchは、サーバの/webapps/DBname/URLディレクトリでWARファイルを展開します。

      DBnameは、ファイルシステムに配備されたアプリケーションを含むデータベースの名前、URLは、アプリケーションの配備計画で指定されたURLです(複数のURLを指定した場合は、最初のURLが使用されます)。

    • Workbenchは、今後の高速配備で配備領域への更新内容を管理します(その結果、ユーザが、RELOADファイルの作成といった、サーバの高速配備を直接使用している場合に必要な手動による操作を行う必要はありません)。

    • 高速配備を指定すると、Workbenchは<deployToFileSystem>属性を自動的に更新します。

    SUN RI

    EAR

    標準/運用配備」 - deploytool

    • 標準配備後は、サーバを再起動する必要があります。

    高速配備」 - copy

    • アーカイブを表示してから、そのコンテンツをユーザ指定の配備ディレクトリにコピーします。

    • 高速配備ディレクトリが存在しない場合、Workbenchによりディレクトリが作成されます。

    • その後の高速配備では、変更したファイルのみが配備ディレクトリにコピーされます。

    • 高速配備後は、サーバを再起動して変更内容を確認する必要があります。

    Jakarta Tomcat

    WAR

    標準/運用配備」 - copy

    • サーバの\webappsディレクトリにアーカイブをコピーします。

    • 標準配備後は、サーバを再起動する必要があります。

    高速配備」 - copy

    • アーカイブを表示してから、そのコンテンツをユーザ指定の配備ディレクトリにコピーします。

    • その後の高速配備では、変更したファイルのみが配備ディレクトリにコピーされます。

    • 高速配備後は、サーバを再起動する必要はありません。

  3. ターゲットサーバの配備コマンドにより、ターゲットサーバに適切な配備オブジェクトが作成されます。

  4. Workbenchにより、[Output]ペインの[Deploy]タブにステータス(成功または失敗)を示すメッセージ、あるいは警告やエラーメッセージが表示されます。

 
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Webサービスの配備

Web ServiceウィザードまたはjBroker\xaa Webディレクトリを使用して、WorkbenchでWebサービスを作成すると、(HTTP SOAPリクエストから) Webサービスへのアクセスを処理するサーブレットが生成されます。結果として、WARでは、配備するWebサービス(WARにつき1つまたは複数)を、実行場所であるJ2EEサーバにパッケージ化する必要があります。

この章の前に説明したように、通常の方法でそのWARを配備します。さらに、jBroker Webで必要な次のアーカイブにランタイムでアクセスできることを確認します。

このアクセスの設定方法は、使用するJ2EEサーバのタイプに応じて異なります。

次のいずれかのサーバに配備する場合、必要なJARをサーバのクラスパスに追加する必要があります(クラスパスへの追加の詳細については、ご使用のサーバのマニュアルを参照してください)。

Novell exteNd アプリケーションサーバまたはSilverStream eXtend アプリケーションサーバに配備する場合、WARのWEB-INF/libディレクトリにJARを含めれば、必要なJARをサーバのクラスパスに追加する必要はありません。WARに必要なJARを含めない場合は、サーバのAGCLASSPATH環境変数にJARを追加するか、classpathJars配備計画要素でJARを指定する必要があります(AGCLASSPATHおよびclasspathJarsの詳細については、ご使用のサーバのヘルプを参照してください)。

Workbenchのcompilelibディレクトリからコピーして、必要なJARを取得できます。

 
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アーカイブの配備解除

配備サーバに応じて、Workbench内から、配備したアーカイブを無効にしたり、サーバから削除したりすることができます。

Workbenchでは、配備解除は直接実行されませんが、この機能を実行するサーバ機能が呼び出されます。そのため、サーバでアーカイブの削除はサポートされているが、無効化はサポートされていない場合などは、Workbenchからアーカイブを削除することはできますが、無効にすることはできません。

一般的に、アーカイブを無効にすると、ファイルはサーバに残りますが使用不可能となり、アーカイブを削除すると、ファイルはサーバから物理的に削除されます。ただし、Workbenchでは単にサーバの配備解除機能を実行しているため、実行される正確な処理はサーバにより異なります。たとえば、高速配備によって配備されたアプリケーションを配備解除しても、配備ディレクトリが削除されたり、配備ディレクトリの名前が変更されたりするとは限りません。サーバで、単にメタデータからアプリケーションの参照のみが削除された場合も考えられます。アーカイブの配備解除時に実行される正確な処理の詳細については、サーバのマニュアルを参照してください。

Workbenchでサポートされているサーバの配備解除サポートは、次のとおりです。

サーバ

無効

削除

注記

Novell exteNd アプリケーションサーバ

不可


BEA WebLogic


IBM WebSphere


Oracle9iAS

不可

不可

Oracle9iASバージョン1には、配備解除機能はありません。アプリケーションを削除するには、ディレクトリおよびアーカイブを手動で削除して、設定ファイルから参照を削除する必要があります。

Jakarta Tomcat

不可

配備解除すると、webappsディレクトリからWARおよびWebアプリケーションディレクトリが削除されます。

SilverStream eXtend アプリケーションサーバ 3.xまたは4.x

不可


Sun Reference Implementation

不可


Procedure アーカイブを配備解除する

  1. プロジェクトを開いた状態で、[Project]>[Undeploy Archive]の順に選択します。

    注記:   配備サーバで配備解除機能が装備されていない場合は、メニュー項目が無効になります。

    プロジェクトの配備設定で指定したサーバのタイプによって、表示されるダイアログボックスが異なります。

  2. ダイアログボックスのメッセージに従います。

    アーカイブが、無効化または削除されます。[Output]ペインの[Deploy]タブでWorkbenchで発行されるコマンドを表示できます。

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