Designerでは、eDirectory™スキーマを管理することができます。DesignerにはeDirectoryの基本スキーマのコピーが含まれており、基本スキーマはBaseIVSchema.xmlファイルに入っています。このファイルはdesigner\eclipse\plugins\com.novell.designer_x.x.x\defs\schemaに入っています。このファイルは直接変更しないでください。Designerは、このファイルからスキーマ情報を取り出してプロジェクトに追加します。Schema Managerでスキーマをプロジェクトの一部として変更できますが、このファイルは変更されません。
図 12-1 Schema Manager (スキーママネージャ)

eDirectoryスキーマに入っているクラスと属性は、追加、削除、名前変更、および変更が可能です。運用環境からeDirectoryスキーマをインポートするか、デフォルトのスキーマを使用することができます。スキーマは、変更後に本稼働用のeDirectoryツリーに展開できます。
警告:eDirectoryスキーマの働きをよく理解せずにデフォルトのスキーマを変更すると、データを破損する恐れがあります。クラスや属性を変更してから、変更したスキーマを、それらのクラスが使用中であるツリーに展開すると、それらのオブジェクトが不明になったり、eDirectoryの同期エラーが発生したりします。Novell® eDirectory Managing the Schemaで、eDirectoryのオンラインマニュアルを読んでスキーマの基礎を理解してください。スキーマの詳細については、Novell LogicSource® for eDirectoryを参照してください。LogicSourceは、NovellがNovellの顧客に提供する購読サービスです。LogicSourceの詳細については、Novell Technical Subscriptionsを参照してください。
スキーマ管理の詳細については、次のセクションを参照してください。