exteNd Workbench 4.1
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Novell exteNd Workbench
の新機能

このページでは、Novell exteNd Workbenchの新しい機能の概要を説明し、ヘルプにおける詳細な説明へのリンクを表示します。

Workbenchのソフトウェアおよびハードウェア要件に関する最新かつ詳細な情報を取得するには、リリースノートを参照してください。

 
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バージョン4.0の新機能

機能 説明
jBroker™ Web Workbenchに、jBroker Webバージョン2.0が追加されました。Novell exteNd環境でWebサービスを開発、実行するための重要な機能を提供します。

jBroker Web 2.0の詳細については、jBroker Webヘルプを参照してください。

Web Serviceウィザード Web Serviceウィザードが拡張され、jBroker Web 2.0の次のような新しい機能を使用できます。

  • JAX-RPC 1.0サポート - jBroker Webは、Webサービスの開発および使用のためにJAX-RPC (Java API for XML-based RPC)、J2EE仕様に対応しています。jBroker WebコンパイラはWeb Serviceウィザードにより呼び出され、JAX-RPCに基づきコードを生成します。

    Web Serviceウィザードには、JAX-RPCサポートに関連して次のような変更点があります。

    • クライアントがスタブにアクセスする場合に便利な新しいサービスインタフェースクラスおよび実装クラス(xxxServiceおよびxxxServiceImpl)

    • 生成されたクライアントクラス(xxxClient)のスタブアクセスコードへの変更

    • 生成されたスタブクラスに対する新しい命名規則(_xxx_ServiceStubの代わりにxxx_Stub)

    • jBroker Web 1.xスタブ、クライアントコード、およびファイル名(下位互換性に対してのみ)を生成する場合のオプション

    • 結合ベースのWebサービスの実装で生成された委任クラスに対する新しい命名規則(xxx_SERVICEの代わりにxxxDelegate)

    • 生成されたクラスでのJAX-RPC、SAAJ、およびその他のサポートされているJava APIパッケージの使用

  • XMLスキーマコンパイラ - jBroker Webに、xsd2javaコンパイラが追加されました。一般的なXMLスキーマタイプを付随するマーシャラー(シリアライザーおよびデシリアライザー)を持つJavaBeansにマップします。Webサービス実装またはWebサービスコンシューマのいずれの開発の場合でも、WSDLファイルで定義された複雑なタイプの処理に必要なすべてのプログラミング作業は、ほとんどの場合xsd2javaにより行われます。

    Web Serviceウィザードを使用する際、適当なタイプクラスおよびマッピングファイルを生成する必要がある場合、自動的にこのコンパイラが呼び出されます(加工されていないXMLを交換する必要がある場合は、このタイプのマッピングをオフにするオプションが表示されます)。

  • ドキュメントまたはRPCスタイル - jBroker Webで、主要な両方のSOAPメッセージ形式がサポートされています。

    • ドキュメント/リテラル/要素形式 - SOAPメッセージの本文には、交換されるXMLドキュメントおよびWSDLファイルのXMLスキーマでリテラルとして定義された要素へのメッセージパートのマップのみが含まれます。

    • RPC/エンコード/タイプ形式 - SOAPメッセージの本文には、指定のエンコードルールを各メッセージパートのタイプに適用することによって受信者が解釈する必要があるアドホックな要素で個別にラップされた、引数および戻り値が含まれます。

    Web Serviceウィザードを使用してJavaからWebサービスの実装を生成する場合、これらのスタイルのいずれかを選択できます。Web Serviceウィザードを使用してWSDLからWebサービスの実装またはコンシューマを生成する場合、WSDLファイルの内容から適当なスタイルが判別されます。

    ドキュメントまたはRPCスタイルのサポートにより、他のWebサービス環境との相互運用が容易になりました(たとえば、.NETではスタイルは通常ドキュメント)。

その他の拡張機能として、Web ServiceウィザードおよびWeb Service Wizard Client Runnerの全体的な使いやすさが向上しました。具体的には次のような変更点があります。

  • プロジェクトの情報がWeb Serviceウィザードの新しい初期パネルに統合されました。

  • ペアレントのWARプロジェクトでWebサービスのサーブレットをマップして、ウィザードでWebサービスクラスをJARサブプロジェクトに生成できるようになりました。

  • 生成されたファイルは、より簡素化され一貫した新しいパターンで名前が付けられます。

  • EJBセッションBeanに基づくWebサービスでは、ビジネスメソッドおよびセッションBeanにアクセスする結合委任クラス(以前は、結合サーブレットクラスによりこのアクセスが実行されていました)のみでリモートインタフェースを生成できるようになりました。

  • Workbenchの[Output]ペインにWeb Serviceウィザードメッセージのタブがなくなりました。

詳細については、『ツールガイド』の章「Web Serviceウィザード」を参照してください。

アーカイブの配備解除 Workbenchを使用して、配備したアーカイブを解除できるようになりました。配備サーバに応じて、配備したアーカイブを無効にしたり、削除したりすることができます。

『ツールガイド』アーカイブの配備に関する章を参照してください。

Todoリスト WorkbenchでTodoリストを管理できるようになりました。Todo項目と特定のプロジェクトを関連付けたり、プロジェクトから独立している項目を管理したりできます。また、さまざまなWorkbenchのウィザードおよびツールによりTodoリスト内で項目を生成し、作業が必要な領域を示したり、その作業の説明を記述したりできます。

『ツールガイド』Workbenchの基礎に関する章を参照してください。

XMLの機能 Workbenchに、XMLおよびXML関連ファイルを操作するための新しい機能が追加されました。

  • OASIS標準の内蔵型XMLカタログ

  • 次の新しい編集機能:

    • カタログエントリファイルを作成するXMLカタログエディタ

    • XSLファイルを編集、検証、テストするXSLエディタ

    • 拡張され、構造的な編集機能を備えたスキーマガイド

  • 次の新しいウィザード:

    • XMLファイルを作成するXMLウィザード

    • カタログエントリファイルを作成するXML Catalogウィザード

    • DTDをXMLスキーマに変換するDTD to Schemaウィザード

『ツールガイド』XMLエディタに関する章を参照してください。

クラスパス [Project Settings]ダイアログボックスの[Classpath]タブが、[Classpath/Dependencies]タブに一般化されました。このタブでは、現在のプロジェクトが従属する他のプロジェクトを指定できます。Workbenchにより、(必要な場合は)現在のプロジェクトを作成する前にその関連するプロジェクトが作成されます。

『ツールガイド』プロジェクトおよびアーカイブに関する章を参照してください。

開いているファイル 編集ペインに、開いている各ファイルのタブを表示できます。また、[Documents]メニューに[More Documents]項目が追加され、開いているファイルすべてのリストが表示されます。このような変更のため、ナビゲーションペインの[Open]タブは削除されています。

『ツールガイド』Workbenchの基礎に関する章を参照してください。

ファイルの操作 <:v "Workbench" 1>内からファイルを削除したり、名前を変更したりできるようになりました。

『ツールガイド』Workbenchの基礎に関する章を参照してください。

コンポーネントウィザード Javaクラス、JavaBean、およびServletウィザードにより、実装するインタフェースおよびインポートするクラスやパッケージを指定できるようになりました。

『ツールガイド』コンポーネントウィザードに関する章を参照してください。

[New File]ダイアログボックス [New File]ダイアログボックスが整理されました。[Basic]タブは[J2EE]タブに名前が変更され、配備項目を含みます。XML関連項目は、[XML]タブにあります。

『ツールガイド』プロジェクトおよびアーカイブに関する章を参照してください。

デバッガ Workbenchで、exteNdのデバッガの代わりに固有のデバッガを起動するように指定できます。

『ツールガイド』Workbenchの基礎に関する章を参照してください。

Image Viewer Workbenchで.gif、.jpg、.jpeg、および.pngファイルを表示できるようになりました。

『ツールガイド』Workbenchの基礎に関する章を参照してください。

Class Viewer .classファイルを開くと、Workbenchの新しいClass Viewerにファイルに関する情報が表示されます。

『ツールガイド』Workbenchの基礎に関する章を参照してください。

サブプロジェクト ペアレントアーカイブに含まないサブプロジェクトの内容を指定できるようになりました。

『ツールガイド』プロジェクトおよびアーカイブに関する章を参照してください。

プロジェクト移行中のバックアップ J2EE 1.2から1.3にプロジェクトを移行する場合、Workbenchの設定でバックアップの作成を有効にすると、対象ファイルのバックアップを作成できるようになりました。

「はじめに」J2EEバージョンの処理方法に関する章を参照してください。

テキスト編集設定 テキスト編集設定([Edit]>[Preferences])を従来のエディタだけでなく、すべてのWorkbenchエディタに適用できるようになりました。

『ツールガイド』Workbenchの基礎に関する章を参照してください。

J2EEアプリケーションのサンプル Workbenchに、J2EE 1.2バージョン(バージョン1.1.2)に加え、Java Pet StoreサンプルアプリケーションのJ2EE 1.3バージョン(バージョン1.3_01)が追加されました。

 
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バージョン4.0.1の新機能

機能 説明
配備のスイッチ Workbenchから配備する際、次のサーバにスイッチを渡せるようになりました。
  • Oracle9iAS
  • WebLogic
  • WebSphere

特に、コマンドラインの引数をサーバのJVMに、サーバ固有の配備オプションを対象のサーバに渡すことができます。

BEA WebLogic Server Workbenchで、(バージョン6.xに加えて)WebLogic 7.0への配備がサポートされました。
Jakarta Tomcat Workbenchを使用して、Jakarta TomcatサーバからJ2EEアプリケーションを配備解除できるようになりました。配備解除すると、アプリケーションは削除されます。
Novell exteNd Application Server EARをexteNd Application Server (バージョン4.x以降)に配備する場合、-m optionをSilverCmd DeployEARコマンドに渡すことによりEARのモジュールのサブセットを配備できるようになりました。
UDDIバージョン2のサポート Registry Managerにより、UDDIバージョン2に準拠するレジストリにアクセスできるようになりました。
デバッガによるVMの使用 Java HotSpot VMの代わりにデフォルトで従来のJava VMを使用してexteNd デバッガを実行できるようになりました(HotSpotを使用すると、デバッグの際に問題が発生することが知られています)。

 
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バージョン4.1の新機能

機能 説明
Novellの再ブランド設定 バージョン4.1の時点で、この製品ブランドはNovell exteNd Workbenchです。以前のバージョンではSilverStream® eXtend Workbenchでした。以前のバージョンのいずれかからアップグレードする場合、製品の再ブランド設定による影響の詳細についてリリースノートを参照してください。
Novell exteNd Application Server Workbenchで、Novell exteNd Application Serverバージョン5.0への配備がサポートされました。また、引き続きこのサーバ(SilverStream eXtend Application Server 3.7.xおよび4.x)の以前のバージョンへの配備がサポートされています。

配備サポートの詳細については、リリースノートおよび『ツールガイド』の「アーカイブの配備」を参照してください。

クラス構造ブラウザ Workbenchのナビゲーションペインに、現在開いているJavaファイルの内容(クラス、メソッド、フィールド)を確認したり、移動したりするための[Structure]タブが追加されました。

『ツールガイド』Workbenchの基礎に関する章を参照してください。

コンパイル用JREバージョン Workbenchのビルド設定に、コンパイル時に使用するJREの場所を指定するための[Compiler Version]プロパティが追加されました。1.3、1.4など選択したJREのバージョンを設定できます。

『ツールガイド』Workbenchの基礎に関する章を参照してください。

Ant プロジェクト作成のためにWorkbenchに付属しているApache Antのバージョンが1.5にアップグレードされました。

WorkbenchにおけるAntの使用の詳細については、『ツールガイド』Workbenchの基礎に関する章を参照してください。

インストール Workbench CDに、JREインストーラ(JREバージョン1.3.1_06)が含まれ便利になりました。Workbenchの要件を満たすJREがまだインストールされていない場合は使用できます。

Workbenchのシステム要件の詳細については、リリースノートを参照してください。

移行 Workbenchに、プロジェクトのexteNd配備計画をJ2EE 1.2から1.3に移行する場合に選択できる[Update Deployment Plan Version]コマンドが追加されました。このコマンドを使用しても、プロジェクトの他の内容は維持されます。

「はじめに」J2EEバージョンの処理方法に関する章を参照してください。


  はじめに

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